午後に不信任決議案可決か…それでも斎藤元彦兵庫県知事は揺るがず「信頼回復に向けて最大限の努力を」

兵庫県議会の第368回定例会第1日が19日午前11時、兵庫県公館で始まり、午後12時半ごろ休憩に入った。
この日の午後には、疑惑告発問題などに対する斎藤元彦兵庫県知事の不信任決議案が提出、採決され、全会一致による可決が確実な状況だ。不信任案が可決された場合、10日以内に議会を解散しないと、斎藤知事は失職することになる。
斎藤知事は休憩前の前半、議案一括上程の提案説明の際に「県政の推進に日ごろからご指導いただいている議員の皆様に敬意と感謝いたします。今般の文書問題について、多くの県民の皆様にご心配をおかけしていることを改めて心よりおわびを申し上げます」と、議会と傍聴席の県民に謝罪した。
その上で「県政を刷新し、新しい時代を見据えた道を切り開いていくことが県民の皆様から委託をいただいた私の責務であるという思いから、知事就任以降、改革を着実に進めながら県民の幸せのため、未来のために何が大切なのかを常に考え新たな施策や取り組みなどに全身全霊を注いでまいりました」と、これまでの自身の歩みを説明した。
午後には修羅場が待っているとみられるが、斎藤知事はこれまでと同じポーカーフェース。「私の言動や県の対応に対して厳しいご指摘をいただいております。文書問題調査特別委員会や第三者委員会の調査に誠実に対応し、県民の皆様への説明責任を果たして、反省すべき改めるべき点はしっかりと受け止め、日々、仕事に生かしていくことが県政を前に進めていく上で大切であるというふうに考えております。県民や職員など多くの皆様にご理解ご協力をいただけるよう、信頼回復に向けて最大限の努力を進めていきます」と、変わらず続投の意思を示唆した。

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