服にカレーが付いちゃった… 企業が教えるシミ抜きテクに「今度試す」

カレーを食べる時、服に飛ばないように気を付けていても「いつの間にかシミが付いててガッカリ…」という経験がある人も多いのではないでしょうか。
宅配クリーニングの『ココアラ』(coco_ara_cleaning)は、そんなカレーのシミ抜き方法をInstagramに投稿しました。
頑固なカレーのシミもきれいに落ちる方法と裏技を紹介します。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
宅配クリーニンクのcoco-ara(ココアラ)(@coco_ara_cleaning)がシェアした投稿
ココアラの投稿によると、カレーのシミが落ちにくいのはターメリックに含まれる『クルクミン』という成分が原因とのことです。
色素が濃いため、服に付くと繊維が着色してしまい、なかなか落ちにくいのだそう。また、時間が経つほど繊維と結合してしまうので、早めに落とすことが大事だといいます。
まず、家でシミ抜きする場合は、洗濯表示を確認して水洗い可能かをチェックしましょう。
また、服が色落ちしないか、目立たない箇所で試してから行ってください。
問題なければ、実際にシミ抜きを行っていきましょう。
効率よくシミを落とすには、服が汚れてからの時間や、服の素材によって方法が異なります。それぞれの手順を紹介します。
カレーのシミが付いてすぐの場合は、食器用洗剤で落とすことができます。
1.ティッシュで汚れや具材を取る
2.ぬるま湯でシミ部分を洗う
3.食器用洗剤をシミになじませる
4.優しくもみ洗いしてぬるま湯で洗い流す
5.落ちない場合は2~4を繰り返す
6.いつも通り洗濯して完了
食器用洗剤なら家に必ずある上に、もみ洗いするだけなので、すぐ真似できそうですね。
食器用洗剤を使ってもシミが落ちない場合には、酸素系漂白剤を使います。
1.ぬるま湯で表面の汚れを落とす
2.お湯に酸素系漂白剤を溶かす
3.洋服を30分から~1時間つけ置きする
4.いつも通り洗濯して完了
きれいに落とすポイントは、水ではなくてぬるま湯を使うこと、酸素系の漂白剤を使うことです。
酸素系漂白剤は、水よりお湯を使うことで力を発揮します。
ちなみに、塩素系の漂白剤は生地の傷みや色落ちの原因になることがあるので、できるだけ避けましょう。
デリケートな素材の服にカレーが付いてしまった場合には、薄めたクレンジングオイルでシミ抜きをします。
1.ティッシュで汚れや具材を取っておく
2.水で薄めたクレンジングオイルをシミに付ける
3.服を裏返してシミの下にタオルを敷き、綿棒でシミをトントン叩く
4.さらに薄めたクレンジングオイルを付けて綿棒でトントン叩く
5.流水ですすいだら手洗いまたは洗濯機の弱コースで洗濯して完了
デリケートな素材の服に付いたシミも自分で落とせると、わざわざクリーニングに出さずに済みますね。
カレーのシミの原因である『クルクミン』は紫外線で分解される性質があり、日光に当てることでシミが薄くなります。
そのため、天気のいい日に日干ししておけば、洗剤などでは取れなかった黄色いシミが落ちることがあるそうです。
ただし、服を紫外線に当てすぎると色褪せの原因になることがあるため、長時間日干しする際には注意しましょう。
また日陰干しを推奨している服もあるので、事前に洗濯表示を確認してください。
カレーが服に付いてしまった時、慌てて水で洗ってしまいがちですが、これは逆効果なのだそうです。
水ではカレーの油分は落ちず、かえって汚れを広げてしまいます。
また、おしぼりなどで汚れをこすってしまうのも、シミを広げたり、繊維に余計に染み込んだりする原因になるので注意してください。
外出中にシミが付いてしまっても、できるだけ触らないで帰ってからシミ抜きをしたほうがよいでしょう。
自分でできるシミ抜きの方法を覚えておけば、もうカレーが服にはねてしまっても焦らなくてすみます。
どれも家にあるもので実践できるので、カレーが服に付いてしまった時には、紹介した方法を試してみてください。
[文・構成/grape編集部]

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