8月の日経平均株価下落「積極的な買い増し」をした人の割合は?

ZUUは9月13日、夏の日経平均株価下落局面の対応策と今後についての調査結果を発表した。調査は2024年9月2日~9月10日、経済金融メディア「ZUU online」の読者105名を対象にインターネットで行われた。
○株価下落にどう対応した?

8月上旬に株価が大きく下落した時、どのように対応したか尋ねたところ「積極的な買い増しをした人」が最多だった一方で、「静観した人・影響なし」と回答した人も一定数いるということがわかった。誰に相談したかという質問については、大多数が「自分で考え対処した」と回答。「自身の運用方針・スタンスを設定しているか」あるいは「焦っても仕方ないと腹を据えたのか」によるものと想定される。
○日経平均株価、為替相場の見通しは?

今年の年末にかけて日経平均株価はどのくらいの値を想定しているか、という質問に対し、60%以上が37000円以上~41000円以内と回答。一部の人は35000円を切る、もしくは逆に41000円を超えると予想している。米国・日本経済が基本的に大きな変化を与えないと想定している人が多いと考えられる。

ドル円の為替相場の3カ月後の見通しは、過半数以上が「円高」「変わらず」を予想。ここ最近の円高と、今後の日米金利差の縮まりにより、円高基調になると予想されている人が多いと思われる。
○今後検討しようとしている投資対象、興味のある投資対象は?

引き続き米国関連の投資は人気が高い状況だが、割安と思われている日本株式や国内不動産、インフレに強い金・銀・プラチナなどもシェアを占めている状況。

日本株に関心がある人からは、「米国株は割高、日本と新興国に期待」「日本株式に対してポジティブな印象を持っている」「今後上がる見込みのある日本株をより積極的に、ほかは今までのを保有する」といったコメントが寄せられている。

米国株に関心がある人は、「現物株の長期投資方針としているので」「現在も、米株に集中している」とのこと。

不動産に関心がある人からは、「比較的円高になっても まだドルが強そう。 また、日本の不動産は海外からみて割安。これから伸びる」との声が寄せられた。

金・銀・プラチナに関心がある人からは、「リアルマネーのゴールドの価値を再認識している」「先行きが、不透明なので、ゴールドにも興味がある」との声が。その他、「ヨーロッパは、認証系の企業や、工作機械などで競争優位があると思っているため」「暗号資産ETFの国内承認待ち。初動は強く値上がりすると期待」などのコメントが寄せられている。

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