“佐渡島の金山”について、新潟県は世界遺産登録を契機に佐渡のみならず、県全体に観光客を呼び込むプロモーションを展開。その費用として、9月補正予算案に約3000万円を盛り込むことを発表しました。
県は9月18日、総額49億6000万円あまりの9月補正予算案を発表しました。
このうち、佐渡島の金山が世界遺産に登録されたことを契機に、県内の観光地の魅力を全国に発信するキャンペーンに約3000万円を計上。世界遺産登録の波及効果を県全体に広げたい考えです。
キャンペーンでは、インターネットの宿泊予約サイトに佐渡と新潟の特集ページを開設。世界遺産の価値に加え、スキーや温泉といった県内観光の魅力を発信するということです。
宿泊事業者には、世界遺産登録を祝う宿泊プランの作成を依頼します。
【花角知事】
「佐渡に魅力を感じてくると、新潟全体にも興味関心が湧いてくる。つながって、広がっていくようなキャンペーンになるといい」
キャンペーンは11月から来年2月にかけて展開する予定で、花角知事は「秋以降、観光客が減少傾向にある県内観光のテコ入れとなる」としています。
補正予算案などを議論する9月県議会は、9月24日に開会します。