お気に入りの一房は?児童が“ブドウ”狩り体験!ブドウ農家は天候との戦いに悩みも…子どもたちの笑顔が励みに【新潟】

秋の味覚・ブドウの収穫がピークを迎えています。新潟県弥彦村では9月17日、小学校の児童たちがブドウを収穫。お気に入りの一房は見つかったでしょうか。

弥彦村の石川ぶどう園を訪れた弥彦小学校3年生66人。

【児童】
「お~すごい!大きいのがいっぱいある」

【児童】
「でかい」

収穫したのは、白ブドウの一種「ロザリオビアンコ」です。

授業の一環として、児童たちは6月にも農園を訪れ、この品種の成長過程を観察。そして、収穫の時期を迎えた9月17日、その収穫に挑戦しました。

今年の収穫量・成育状況は平年並みで、糖度も十分だというロザリオビアンコ。皮も薄く、そのまま食べられる品種です。

児童たちはお気に入りの一房を見つけ、落とさないよう慎重に収穫していきました。

【児童】
「(Q.どうしてこのブドウを選んだ?)実がずっしりしていて甘そうだから」

【児童】
「帰っても食べないで、金曜日の遠足に持って行く」

児童が収穫を楽しむ一方で…

【記者リポート】
「奥のスペースには今年も巨峰がたくさん実りました。しかし、こちらには巨峰の姿だけでなく、葉っぱや木も見られません」

【石川ぶどう園 石川泰さん】
「2年、3年続いた暑さで一気に…かわいそうに」

こちらの農園では巨峰の栽培も行っていますが、去年の猛暑の影響で木が枯れ、収穫量も2割~3割落ち込んだといいます。それでも…

【石川ぶどう園 石川泰さん】
「残っている、しっかりとして健全な木は90%ほど。病気はなく、収穫量がとれている」

天候と戦いながら日々ブドウづくりに汗を流す農家にとって、子どもたちのうれしそうな笑顔は今後の励みとなったようです。

【石川ぶどう園 石川泰さん】
「天気が続かないと甘さがのらないとか、夜思い出すと寝られないときもある。きょうは一日忘れて、すっきりと気分がいい!」

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