道路交通法の改正により、2015年から自転車の傘差し運転が禁止されました。それにより、雨の日は『レインウェア』を着て自転車に乗るという人もいるのではないでしょうか。
レインウェアを着ると両手でハンドル操作ができ、傘を差すより視界が広くなりますが、運転前に『ある部分』をチェックすることが大切です。
『国民生活センター』(@kokusen_nca)のXでは、レインウェアを着て運転する前のチェックポイントを2つ紹介しています。
より安全に自転車を運転するために、家族で共有しておきましょう。
【 #梅雨 のシーズン】#雨の日 に自転車に乗る際は、 #自転車用レインウェア を正しく着用しましょう。使用する前に、 #レインウェア と自転車の駆動部が接触していないか確認しましょう左右の視界が遮られないよう、 #フード の調整装備を正しく使用しましょうhttps://t.co/xslZRIZ57C pic.twitter.com/CNQLDgWfWT
自転車に乗っている時に、スカートやズボンの裾が車輪に巻き込まれた経験はあるでしょうか。
一般的なシティーサイクルには『ドレスガード』や『荷台』が付いていますが、ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツバイクにはドレスガードと荷台が付いていません。
ポンチョタイプのレインウェアを着て、ドレスガードと荷台のない自転車に乗る場合は、レインウェアが後輪に巻き込まれないかを確認しましょう。
また、セパレートタイプレインウェアではズボンの裾にある『ドローコード』も要注意です。
チェーンカバーのない自転車の場合は、ドローコードがチェーンに巻き込まれることがあります。
前かごにポンチョの収納袋を入れる場合も、袋のドローコードが前輪に巻き込まれる可能性があるため、ドローコードがかごから垂れないように注意しましょう。
レインウェアの中には、顔周りの隙間をドローコードで調整する『フード調節機能』が付いたものもあります。
フード調節機能のないレインウェアは、顔とフードに隙間が生まれることから首を動かすと視野が狭くなり、左右と後方の安全確認がしっかりできません。
フード調節機能を使うとフードと頭が密着するので、首を動かしてもフードに視野を遮られることなく安全確認ができます。
雨の日は、レインウェアを着ることで周囲の音が聞こえづらくなります。目視でしっかりと安全確認ができるよう、視界を確保できるレインウェアを着用するようにしましょう。
『国民生活センター』のX公式アカウントでは、消費者問題や暮らしに関する情報を紹介しています。困った時のヒントとして、活用してみてください。
[文・構成/grape編集部]