自民党総裁選(27日投開票)に出馬する9人の候補者による共同会見が13日に都内で開かれ、小泉進次郎元環境相がネットでの自身に対する誹謗(ひぼう)中傷について言及した。
「国民にマイナス、痛みになる政策についてどう思うか」との質問について、進次郎氏は「次世代への痛みが看過できない。この思いがあるので1年で3つの改革をやると申し上げている」と返答。そのうえで「SNSやネット社会における誹謗中傷対策は、今の痛みだと思います」と述べた。
さらに「私自身、誹謗中傷をよくされますけども…」と真剣な表情で語り出し「弁護士さんと相談して発信者情報開示の手続きを行ったことがあります。時間もコストもかかる。結果、発信者が誰か分からない」とかつて個人で中傷対策に奔走し、徒労に終わった経験談を披露。「有名人や著名人とか政治家とか関係ありません。今の時代、一般の方にとって、いつ自分がその対象者になるかわからない」と危機感を訴え「プラットホーム事業者に、さらなる取り組みを求めることも含めて、今の痛みに対応しなければならないと」と、誹謗中傷撲滅へ積極的に取り組む意欲を示した。