溶けたチョコレートが衣服に垂れるとシミになります。普通に洗濯してもなかなか落ちず、困った経験はありませんか。
チョコレートの汚れは、どうアプローチするのが効果的なのでしょうか。
汚れの特徴や落とし方について、さまざまな洗濯ライフハックを紹介中の『宅配クリーニングのcoco-ara(ココアラ)』(coco_ara_cleaning)のInstagram投稿より紹介します。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
宅配クリーニンクのcoco-ara(ココアラ)(@coco_ara_cleaning)がシェアした投稿
甘くておいしいチョコレートは、主にカカオマスとココアバターという原料から作られています。普通に洗濯してもチョコレートがなかなか落ちないのは、ココアバターが含まれているためです。
油脂分であるココアバターは、脂溶性の汚れに分類されます。油には容易に溶ける一方で、水には強いという性質があり、通常の洗濯だけではお手入れが難しいでしょう。
チョコレートのシミ抜きに効果的なのは、お湯と食器用洗剤を使う方法です。お湯で油脂を溶かしつつ、油汚れに強い洗剤を使ってアプローチしましょう。ココアラ公式Instagramが紹介するお手入れ手順は、以下のとおりです。
1.固まったチョコレートをできる限り取り除いておく
2.チョコレート汚れに、食器用洗剤を塗り込む
3.衣類の裏側から、40~45℃に設定したシャワーのお湯を勢いよく当てる
4.洗濯機でお手入れする
洗浄時にシャワーを使うのは、水圧で汚れを押し出すためです。できるだけ勢いよく当ててください。
なお、食器用洗剤を揉み込んだ後、下にタオルを敷いて濡らした歯ブラシでトントンたたく方法も効果的です。ぬるま湯ですすぎつつ、汚れが完全にきれいになるまで何度か繰り返しましょう。
どうしてもきれいにならない場合は、酸素系漂白剤を使ってお手入れするのがおすすめです。シミ部分に漂白剤を塗布したら、数分待って洗濯しましょう。水に漂白剤を溶かし、30分~1時間ほどシミ部分を浸け置きする方法もあります。
どの方法でお手入れする場合も、事前に洗濯表示タグはしっかりと確認しておきましょう。水洗い不可の場合は自宅でのお手入れは難しいため、クリーニングのプロにお任せするのがおすすめです。
また素材や色柄によっては、食器用洗剤や酸素系漂白剤の影響で色落ちしてしまう可能性もあります。必ず、目立たない場所で影響の有無を確認してから、作業をスタートしてください。
チョコレートのシミが落ちにくいのは、油汚れに分類されるためです。汚れの特性を知ったうえで、適切にアプローチしてみてください。適切な手順を踏めば、すっきりきれいにできる可能性も高いでしょう。
子供がチョコレートで服をベトベトにしてしまった時も、ぜひココアラ公式Instagram情報を参考にしてみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]