米を3袋買った女性 男性がかけた言葉に「こんな大人にはなりたくない」「配慮するのが当然」

各地で「米が買えない」という声が上がっている、2024年9月現在。
前年の猛暑による米の不作や、米を大量買いするいわゆる『買い占め』が各地で起こっていることが、原因といわれています。
スーパーマーケット(以下、スーパー)に米を買いに行っても、品薄状態になっている店舗が多いでしょう。
同月、米を買いに行った女性が、実際に遭遇したトラブルをXに投稿。ネット上で議論が巻き起こる事態となりました。
女性は、義理の親と夫、子供たちの計6人で暮らしているといいます。ある日、女性は子供たちを連れて、スーパーに米を買いに行きました。
5kgの米を3袋買うと、近くにいた男性からこんな言葉をかけられたといいます。
「買い占めをするだなんて、嫌だねえ」
男性は、米を3袋買う女性を見て、「米を買い占めている」と思った模様。
しかし女性は、決して買い占めるつもりで購入したわけではありません。家族が多く、育ち盛りの子供もいるため、5kgの米を3袋買っても足りないほどだといいます。
女性が体験したトラブルは、物が不足している状況でよくあることかもしれません。
とはいえ、女性は買い占めの意図がないので、一方的に「買い占めだ」と非難されるのは理不尽といえるでしょう。
今回のエピソードを受けて、ネットではさまざまな意見が上がっています。
・家庭によって事情が違うわけなので、思い込みで嫌味をいったらダメだよね。
・子供を育てるのにどれだけの米が必要になるのか、その男性は分かっていないのね。
・事情を知らずに、聞こえる嫌味をいうような大人にはなりたくない。
・誰もが米が買えなくて困っている時に「家族が多いから仕方がないでしょ」といわれても、あまり共感できない。
・このような状況なのだから、子供たちにも米を我慢させて協力させようという考えはないのかな。
・食べ物は米だけではないので、こんな時こそみんなに米が行きわたるように、配慮するのが当然。
食料や生活必需品は、必要以上の量を買い込むと、需給がひっ迫している時、本当に必要としている人に行き渡らなくなる可能性があるので、常識の範囲内で買い物をすることが大切です。
しかし、『常識の範囲内』というのは、個々の状況や価値観によって変わるのもまた事実。
女性に言葉をかけた男性のように、相手が不快に感じるような言葉を使うことは、トラブルの原因となる可能性があるのは否めません。
今回のケースに限らず、災害や緊急時などで物が一時的に不足した際、「今のうちに確保しなければ」という不安から買い占めを行ってしまう人は多く存在します。
その結果として、今回のように必要な量を買ったにもかかわらず、買い占めと勘違いされる問題も生じているのです。非常時は、社会全体でお互いに支え合う意識を持つことが大切ですね。
[文・構成/grape編集部]

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