新潟県立高校の将来構想について検討する有識者会議が開かれ、「産業高校」について意見が交わされました。
少子化が進む中、県は県立高校の統廃合を含めた新たな将来構想の策定について議論を進めています。
今年6月に開かれた会議では、農業・工業・商業・家庭・水産といった複数の専門学科を持つ「産業高校」の設置を了承。
9月13日の会議では、産業高校の設置を含めた将来構想の素案について意見が交わされました。
【県 佐野哲郎 教育長】
「子どもたちにとって行きたいなと思える学校をつくっていけるのか、魅力のある学校にしていくかということが一つの大きな柱」
会議では、示された素案に対し、工業高校や農業高校などを統合することで専門的に学べなくなるのではないかといった意見などが出ました。
【千葉大学 教育学部 貞廣斎子 教授】
「どういうふうに子どもたちのモチベーションを上げていくのか、将来構想をつなげていくのか、職業高校自体の学び方はまた別にしっかり検討する必要がある」
次回の有識者会議は11月に開かれる予定です。