ご飯を保温すると「なぜかベタつく」 原因は何? 企業の解説に「そういうことか」

炊飯器の『保温』は、温かいご飯がいつでも食べられる便利な機能です。
しかし、保温したご飯が「ベタついている」と感じたことはありませんか。ベタッとしたご飯は食感が損なわれ、おいしさが半減してしまいます。
家電メーカー『SHARP』の公式ウェブサイトでは、保温したご飯がベタつく原因を解説しています。
保温するとご飯がベタつくのは、いくつかの原因が考えられます。以下の4つのポイントを確認してみましょう。
・炊き上がってからすぐにほぐしましたか?
・保温を取り消した後も、ごはんを入れたままにしていませんか?
・冷めたごはんを保温しませんでしたか?
・ごはんを入れたまま、電源プラグを抜きませんでしたか?
SHARP ーより引用
この4つのポイントによって、保温したご飯の食感が変化するようです。それぞれの項目を詳しく見てみましょう。
炊飯直後はご飯粒の間に余分な蒸気が残っています。炊飯後はすぐにご飯をほぐして蒸気を逃がすようにしましょう。
保温を切ると、炊飯器内の温度が下がり、結露が発生します。
保温を切る場合は、早めにご飯を取り出してラップで包み、粗熱が取れたら冷凍庫に入れましょう。
冷めたご飯を保温すると、内部の蒸気が結露し、ふたの内側に露が多く付いてベタつきの原因になります。
ご飯の腐敗が進みやすくなるため、冷めたご飯を保温することは避けましょう。
ご飯を入れたまま電源プラグを抜くと、結露を防ぐ機能もストップしてしまいます。
また、夏場は気温の上昇に伴い、腐敗のリスクが高まるので注意が必要です。
上記を確認しても改善が見られない場合は、炊飯器が故障している可能性があるので、購入した販売店またはメーカーの修理窓口に相談することをおすすめします。
※写真はイメージ
保温機能は炊き立てのご飯をおいしく保てるのが魅力ですが、無限ではありません。
長時間保温すると、ご飯が変色し臭いの原因になることがあります。おいしいご飯を維持するためには、各メーカーが推奨する保温時間を守りましょう。
ご飯の保温中のベタつきは、適切な使い方を心がけることで改善できる場合もあります。
炊飯後のちょっとしたひと手間や正しい保温方法に注意して、いつでもおいしいご飯を楽しみましょう。
[文・構成/grape編集部]

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