スイカのシミが落ちないなら? プロが教える洗濯テクに「これは助かる」「早速試す」

衣類に付着した果汁のシミに苦労した経験はありませんか。「油汚れではないから…」と放置した結果、なかなか落ちないことも。
実は果汁のシミは、思いのほか頑固な汚れなのです。
ネット型宅配でおなじみ、『宅配クリーニングのcoco-ara(coco_ara_cleaning)』のInstagramより、果汁のシミが落ちにくい理由と対処法を解説します。
ココアラはスイカを例に挙げて、果汁のシミが落ちにくい理由と落とし方を解説しています。
スイカを始めとする果汁のシミが落ちにくいのは、果汁に含まれている『タンニン』が原因です。
そもそも果汁でシミができるのは、糖分や酸、色素が含まれている汚れが、時間の経過とともに酸化して変色するため。
さらにシミとなった果汁に含まれている『タンニン』は、一般的なアルカリ性洗剤では落としにくい性質を持つため、頑固な汚れとなって残るのです。
酸化が始まる前に果汁を洗い流せば、比較的簡単に落とせます。衣類にシミが付いていないか、食後しっかりチェックすることも大切です。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
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果汁が付いたことに気付かず放置してしまった場合は、適切に処置してきれいな状態を取り戻しましょう。
綿素材の服は食器用洗剤で、デリケート素材の服はおしゃれ着用洗剤でお手入れします。
1.シミ部分の境界線あたりから中心に向かって洗剤を付け、上からタオルをのせてください。
2.タオルごと衣類をひっくり返したら、歯ブラシで軽くたたきましょう。
3.シミが薄くなっていることを確認したら、そのまま洗濯機で洗って完了です。
中性洗剤では落とせない頑固なシミには、酸素系漂白剤を使用するのがおすすめです。
1.漂白剤とおしゃれ着用洗剤を入れた洗浄液を作り、30分ほどつけ置きします。
2.後はそのまま洗濯すればOK。40℃より少し熱めのお湯を使うと、さらに効果を発揮します。
酸素系漂白剤でも落ちなければ、酸素系漂白剤に重曹を混ぜたものをシミが付いた場所にのせて、歯ブラシでトントンとたたいてみましょう。
その後、シミ部分を揉み洗いしてから洗濯機で洗ってください。
なおいずれの方法も、衣類の目立たない場所に洗剤を付けて、色落ちしないかどうか必ず確認した上で実践しましょう。
※写真はイメージ
もともとは水溶性の汚れである果汁。付いた後すぐに水洗いすれば簡単にきれいに落とせます。
しかしタイミングを逃してしまった場合は、汚れの度合いに合わせて洗剤を使って落とすのが効果的です。
万が一に備えてお手入れのコツを身につけて、お気に入りの服の『きれい』を保ちましょう。
[文・構成/grape編集部]

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