立民代表選候補者インタビュー 泉健太代表は「進次郎に負けない」

立憲民主党の代表選(23日投開票)に立候補した4候補者が9日、スポーツ新聞の合同インタビューに応じた。泉健太代表は同時期に行われる自民総裁選で総裁になってほしい人として小泉進次郎元環境相の名前をあげた。
自前のレッドカードを手に登場した泉は「はい、レッドカード。裏金にレッドカード」と勢いよく掲げて見せた。自民の裏金問題に関し、「彼らはルール違反ですから、政治の世界から退場ですよ。明確なレッドカードですね」と話した。
代表選には他に野田佳彦元首相、枝野幸男前代表、吉田晴美衆院議員が出馬している。泉氏は20人の推薦人集めにやや難航し、「正直いって今回の代表選も撤退宣言の文章を用意していました。推薦人が集まったのは(告示2日前の)5日の夜でした」と明かし、「(次期衆院選は)立憲民主党が正義の側として勝たなきゃいけないという選挙です。正義は勝つということを示す戦いにしたいなと思っています」と意気込んだ。教育の無償化など、子どものための政治をしたいという。
同時期には自民総裁選(12日告示、27日投開票)が行われる。だれが総裁になってほしいか問われると、「進次郎!」と即答。出馬表明会見でも「『小泉進次郎、来い!』と言いたい」とファイティングポーズを見せていたが、「同世代の未来を語る議論であれば負けない自信があります」と理由を語った。逆に戦いづらい相手には林芳正官房長官の名前をあげ、「立民でいうところの野田さんの雰囲気を持っているので…。やりづらいなあ」とぼやいた。
野党として戦う精神の原点は、子どもの頃に中日ドラゴンズを応援していたところから始まっている。「(地元の)北海道って8割以上巨人ファンっていう時代でしたけど、兄貴がなぜか中日ファンで。で、僕もやっぱり強いものに立ち向かっていって戦う姿にほれましたね。政治とも繋がる考えだと思います」
趣味はDIY。代表選を通して作り上げたいものとしては「党のみんながまとまって寝られるベッドルーム。仲良くね。一つに」と話し、まずは党を一つにまとめるリーダーを目指す。
最後に候補者4人での集合写真を撮る際には、他の候補にも自前のレッドカードを配った泉氏。初めにカードを受け取った野田氏には「私にレッドカードということですか?退場ですか?」と機転の利いた返しを披露され、泉氏は「違います、違います!自民に!」と冷や汗。元首相に一本とられつつ、「明るさと行動力を武器に」代表を目指す。

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