よくもまぁ、30年以上もバレなかったものだ。
経営する東京都大田区の「日焼けスタジオ クロコダイル蒲田店」で女性客の裸を盗撮したとして、経営者兼店長の山本浩貴容疑者(62)が性的姿態撮影処罰法違反の疑いで警視庁蒲田署に逮捕された。
山本容疑者は8月6日午後4時ごろ、全裸で日焼けマシンを使用していた20代女性の足元からスマホを差し入れ、女性の下半身を盗撮した。
「マシンはかまぼこのような形状で、足元部分が空洞になっていた。普段はカーテンが閉められ、外から見えないようになっていたが、山本はカーテンを開けてスマホを入れ、盗撮していた。女性は今年4月から同店に通いはじめ、これまで数回利用。事件当日、カーテンが開く音がしたため、不審に思い、自身の足元をスマホで動画撮影したところ、山本が盗撮している姿が写っていた。山本はスマホにシャッター音を無音化できるアプリを入れていた」(捜査事情通)
店はオープンして33年目を迎え、山本容疑者が蒲田店の店長、妻が平和島店の店長を務めていた。店には普段から山本容疑者1人しかおらず、盗撮を繰り返していた。押収したスマホからは、別の女性の画像が数百枚見つかった。
■客層はコンテスト出場者やモデル
調べに対し、「30年ほど前、店を開いた当初から好みの客を撮影していた。これまでに100人以上の客を撮影した。自分の性的欲求を発散させるためだった」と容疑を認めている。
店のSNSには美ボディーコンテスト出場者やビキニモデル、ボディービルダー、黒ギャルといった、常連客と思われる女性の水着姿の写真が数多くアップされ、こんなコメントが。
<夏、太陽、海、島……かようなワードのどれもがしっくりとくる●●様お会いするたび優しい南風に吹かれる心地良さを感じそして南国少女のような優しい笑顔に店主はとても癒されるのです>
女性客が盗撮被害を訴えたのは今回が初めてというから、多くの利用者が「自分も盗撮されていたのでは」と不安を抱いていることだろう。