さまざまな料理に活躍する卵を、「冷蔵庫に必ずストックしている」という人も多いでしょう。
卵焼きやオムライスなどの卵料理だけではなく、お菓子作りにも欠かせない存在です。
卵は買ってから時間が経過しても、見た目があまり変わりません。一見大丈夫そうに見えても、実はカビが生えていることがあるのだそうです。
本記事では、農林水産省の公式サイトから、卵を食べる前に確認すべきポイントを紹介します。
安心して卵を食べるためにも学んでおきましょう。
※写真はイメージ
農林水産省の公式サイトでは、「卵の内側に黒い斑点があったが、食べても大丈夫ですか」という質問に、以下のように回答しています。
黒い斑点は、カビが生えた状態です。
表面はきれいな卵でも、内側に黒い斑点が発生することもありますが、
食用には不向きなので廃棄してください。
農林水産省 ーより引用
卵で確認すべきなのは『殻の内側』。たとえ表面はきれいな状態でも、卵の内側にはカビが生えることがあります。
内側にゼラチン状の白身で囲まれた黒い斑点がある場合は、カビが生えている証拠なので、食べずに破棄してください。
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卵は『10℃以下』の環境で保存することがポイント。
スーパーでは卵が常温で置かれている様子をよく見かけますが、これは持ち帰る時の温度差による結露で卵が傷むのを防ぐためです。
購入先で卵が常温で販売されていたとしても、家では冷蔵庫に入れて保存するようにしましょう。
また冷蔵庫の中でも、庫内の奥に卵を入れるのがおすすめです。
卵をドアポケットに入れておく人も多いですが、実はドアポケットは卵の保存には適しません。
扉の開け閉めによる振動や温度変化の大きさによって、卵が傷む可能性があるためです。
卵の殻を見ただけでは、卵の状態を判断できません。外側に異常が見られなくても、内側にカビが生えている可能性があります。
殻の内側にも異常がないかを必ず確認し、安全においしく卵を食べてくださいね。
[文・構成/grape編集部]