液漏れや劣化の原因にも! 条件が異なる電池を混ぜて使わないほうがいい理由に「納得」

充電式のアイテムが増えているとはいえ、子供のおもちゃやポータブル機器など、電池を使う場面はまだまだ少なくありません。
なくなった電池を交換する際、実は注意しなければならないポイントがあるのをご存じですか。
さまざまな家電製品や電池を製造するPanasonic(以下、パナソニック)の公式サイトより、避けるべき行動とその理由について分かりやすく解説します。
電池交換についてパナソニックが公式サイトでは、「異なる種類の電池を混ぜて使わないように」と注意を呼び掛けています。
電池で動く製品の中には、同時に複数本を使用するものも少なくありません。例えば「単3の電池が4本必要」という場合、「家中からかき集めてきてとりあえず入れる」という人も多いのではないでしょうか。
すべてが同じ条件の電池であれば問題はありません。一方で、以下のような使い方には注意が必要です。
・使用途中のものと新品の電池を混ぜて使う・アルカリ電池とマンガン電池を一緒に使う・乾電池の数が足りないため充電池で補う・異なる容量の充電池を混ぜて使う
これらの行為は電池内部に非常に大きなダメージを与える可能性があります。電池を入れて使う製品そのものにも悪影響を及ぼす恐れがあるため、十分に注意してください。
※写真はイメージ
電池はどれも、電力を供給するためのアイテムです。複数本のうち1本だけ古いものが混ざっていたとしても、「そのほかの電池から供給されるのであれば、特に問題はないのでは…」と感じる人も多いのではないでしょうか。
混ぜて使ってはいけない理由を、パナソニックは以下のように説明しています。
引続き、他の容量の残っている電池の容量で放電し続けると、容量の少ない放電した電池は過放電状態で電流が流れ、電池内部に大きなダメージを受け、乾電池の場合は液漏れの原因、充電池の場合は電池の劣化を早め寿命を縮める原因になります。
Panasonic ーより引用
異なる条件の電池を使っても電流は流れ続けるため、製品の使用に一見問題はないように思われるでしょう。しかし、容量がなくなった電池にかかる負担は決して小さくはありません。液漏れすれば、製品そのものにもダメージを与えてしまいます。
家電や電池を守るためにも、使用する際には同じ品種・品番のもので、購入時期や充電状態について条件が同等であるものを選んでください。中途半端に残ってしまったものは、判別できるよう印を付け、『電池1本のみ』で動く製品に使用するのがおすすめです。
電池を混ぜて使ってはいけないと知ってはいても、「その理由までは把握していなかった…」という人も多いのではないでしょうか。電池を正しく使うことも、身の回りの電化製品を長く愛用するためのポイントです。
「混ぜて使うのは危険」という視点を持って、使用中・使用後の電池を管理してみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]

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