10年以上の使用は注意して 『温水洗浄便座』の寿命に「マジ?」「確認する」

今や多くの家庭で設置されている、『温水洗浄便座』。内閣府の調査によると、2023年3月時点での温水便座の普及率は81.7%とのことです。
参照:消費動向調査(令和5 (2023)年 12 月実施分)調査結果の要点|内閣府
私たちの生活に『あって当たり前』になっている温水洗浄便座は、れっきとした家電製品。長期間にわたって使用していると、危険な事故につながる恐れがあるそうです。
本記事では、独立行政法人製品評価技術基盤機構(以下、NITE)が公式サイトで注意喚起している、古い温水洗浄便座の危険性と注意点について紹介します。
NITEによると、2014年から温水洗浄便座の事故は相次いでいて、そのうち10年以上が経過した古い製品による事故が多くを占めているとのことでした。
内部部品の経年劣化や、異常・故障を放置して使い続けたことで製品が発火した事故が多く発生しています。
独立行政法人製品評価技術基盤機構 ーより引用
経年劣化した温水洗浄便座は、異常や故障をきたす危険性があります。特に10年以上同じものを使用している場合は、定期的な点検と必要に応じた買い替えの検討がおすすめです。
※写真はイメージ
事故を未然に防ぐためには、温水洗浄便座に異常な点がないか、以下のポイントをチェックすることが大切です。
1.焦げたニオイのような異臭がしていないか。2.便座や洗浄水、温風が温かいか。異常な熱さではないか。3.便座のゴム足が外れていないか。4.ひび割れや操作ボタンのめくれなどの破損がないか。5.電源プラグ・コード、便座コードが熱を持っていないか。焦げ・変色・破損はないか。6.水漏れしていないか。
もし異常を感じた場合は、早急に温水洗浄便座の止水栓を閉めて電源プラグを抜き、使用を中止してください。そして必要に応じて修理や交換を依頼しましょう。
温水洗浄便座を安全に使用するためには、定期的な点検と適切なメンテナンスが不可欠です。
今一度、自宅の温水洗浄便座の状態を確認してみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]

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