台風や落雷などによって起こりやすい『停電』。多くの人が経験したことがあるのではないでしょうか。
そのような停電時に活躍するのが、ガソリンや軽油などの燃料を使用して電力を供給する『携帯発電機』。
停電時や災害時の避難先での生活に加え、キャンプやキッチンカーといった幅広いシーンで活躍するアイテムです。
しかし使用方法を誤ると非常に危険とのこと。
独立行政法人製品評価技術基盤機構は公式サイトで、携帯発電機を誤った方法で使用すると、死亡事故につながると注意喚起しています。
NITEによると、携帯発電機を使用する際は以下の点に注意が必要です。
屋内では絶対に使用しないでください。発電機運転中の排ガスには一酸化炭素が含まれており、屋内で使用すると一酸化炭素中毒になるおそれがあります。
独立行政法人製品評価技術基盤機構 ーより引用
一酸化炭素は無臭無色で気付きにくいのが難点。そのうえ少し吸っただけでも中毒になりかねません。
一酸化炭素中毒の初期症状は、頭痛のような風邪症状に似ていますが、徐々に吐き気やめまい、嘔吐といった重篤な症状が出てきます。
高濃度の一酸化炭素を吸ってしまった場合は、わずか数分で死に至ることもあるそうです。
※写真はイメージ
携帯発電機は、適切に換気されている場所での使用が必須。
屋内での使用はもちろん、テントや車の中のように排ガスがこもるような場所での使用も避けてください。
屋外で使用する場合でも、必ず風通しがよい場所に設置しましょう。
自然災害時やアウトドアなど、幅広いシーンで携帯発電機は活躍しますが、使い方には十分注意が必要です。
自分自身そして家族の命を守るためにも、携帯発電機を正しく使い、一酸化炭素中毒の危険を回避しましょう。
[文・構成/grape編集部]