ヤマハ発動機、手元でシフトする自動変速機構「Y-AMT」搭載したロードスポーツ「MT-09 Y-AMT」誕生

ヤマハ発動機販売は9月30日、ロードスポーツ「MT-09 ABS」をベースに、二輪車の発進・変速操作等を高度な制御で自動化する新たな機構「Y-AMT(Yamaha Automated Transmission)」を採用した「MT-09 Y-AMT」を発売する。

「MT-09 Y-AMT」は、クラッチレバーとシフトペダルを備えず、代わりにシフトアップ&ダウン操作をハンドシフトに集約した「MTモード」と、変速を自動化する「ATモード」を搭載。クラッチレバーおよびシフトペダルの操作を必要とせず、ライディングにより集中できるスポーツ性と快適性を備えたバイクとなっている。

「ATモード」には、「D」と「D+」の2種類のシフトプログラムが設定されており、街中や高速道路では穏やかな「D」、レスポンスのよい加減速を楽しみたいワインディングでは「D+」といったように、道路状況や好みに応じた選択が可能。

「MTモード」でのシフトアップ&ダウンは、手元のシーソー式シフトレバーで行うことで、高い操作性と素早いレスポンスによってダイレクトなコントロールが可能に。通常は「+」レバーでシフトアップ、「-」レバーでシフトダウンを制御。また、「+」レバーは、親指をグリップから離すことなく、人差し指1本の操作で、引く(シフトアップ)/押す(シフトダウン)操作もできるという。

また、シフトチェンジ時の車体挙動も穏やかになり、「MT-09」が持つ街中での“アジャイルさ”と、峠道での“旋回性&スタビリティ”を両立した乗り味をベテランからエントリーユーザーまで多くのライダーが堪能できる仕様となっている。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする