炊飯前にはお米を浸水させるよう説明されていることが多いですよね。
しかし、「洗っている間水に触れているし、必要あるの?」「どれぐらいの時間浸水させればいいのか分からない」と疑問を感じることも。
それらの疑問を解消するには、家電を多く取り扱う東芝ライフスタイル株式会社の公式サイトを参考にしてみましょう。
炊飯前の浸水は、お米をふっくらおいしく炊くために欠かせないものだと考える人が多いかもしれません。ところが、東芝ライフスタイル株式会社の公式サイトにある情報によると、必ずしもそうではないようです。
炊飯キーを押すと、お米に水を吸わせる工程を自動的に行いますので、お米を洗った後すぐに炊くことができます。(お好みで、お米を浸してから炊いていただいてもかまいません。)
東芝ライフスタイル株式会社 ーより引用
なんと、炊飯器は炊飯をスタートさせた後に浸水工程があるとのこと。
今まで「時間がない、でも浸水させないといけない」と慌てた経験がある人にとっては、目から鱗の情報ではないでしょうか。これからは浸水時間をカットして、料理の時短ができそうですね。
ただ、これは一般的な白米を炊飯する時に限った話のよう。雑穀米や炊き込みご飯、おこわの場合には少々違うのだそうです。
水に浮くような軽い雑穀米を炊く場合には、浸水時間が必要なのだそうです。時間にすると2~3時間、雑穀類が水に沈んでから炊飯しましょう。
雑穀類が水に沈まないうちに炊飯を始めると、炊飯器の蒸気出口に雑穀類が詰まってしまうのだそうです。
蒸気出口の詰まりは蒸気漏れや本体の変形・破損などの恐れがあるので、雑穀類を炊く時には注意してみてください。
炊き込みご飯は約30分、おこわや玄米を使う炊き込みご飯は約2時間の浸水が必要です。
また、炊き込みご飯といえば調味料を一緒に炊き込むことで全体に味付けができますが、お米の浸水は調味料を入れる前に行いましょう。
調味料を入れてから浸水を始めると、塩分を始めとするさまざまな成分の影響で、お米がうまく吸水できなくなってしまいます。
一般的な白米に関しても、自身で浸水してはいけないというわけではないため、炊飯予約をしても問題ありません。
「寝る前にタイマーをセットして、朝には炊き立てのご飯を…」という人は、今まで通りにセットしておきましょう。
お米を浸さなくても炊飯器に任せられるという事実に、今日からの料理工程を考え直す人もいるのではないでしょうか。便利な炊飯器を活用して、効率よくおいしいご飯をいただきましょう。
[文・構成/grape編集部]