攻撃をしたのは特殊部隊とのこと。
ウクライナ国防省は2024年8月21日、越境攻撃中のロシア・クルスク州で、ロシア軍の架橋を阻止した動画を公開し、弾薬や榴弾砲にも損害を与えたと発表しました。
ロシア軍“橋の架け直し失敗”クルスクなのにウクライナ特殊部隊…の画像はこちら >>砲撃を行うウクライナ軍の自走榴弾砲(画像:ウクライナ国防省)。
攻撃を担当したのは、NATO(北大西洋条約機構)の即応部隊をモデルに訓練された、ウクライナ国防軍の特殊作戦部隊とのことです。攻撃には地上監視ドローンの支援を受けた砲撃及びアメリカから供与された高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」での攻撃のほか自爆ドローンも投入され、架橋中の舟橋や建機、輸送車両などを破壊しました。
ウクライナ軍はクルスク州への越境攻撃を開始した後、同州のセイム川に架かっていた橋を集中攻撃し、補給路を遮断しています。
そのためロシア軍は、失った補給路を舟橋で補おうとしていますが、その橋を架けようとする動きに関しても、ウクライナ軍は監視を強め攻撃を行っているようです。
なお、ウクライナ国防省はこの攻撃で、舟橋や運搬車両のほかに、152mm榴弾砲とその備蓄弾薬、電子戦車両などにも被害を与えたとしています。