東海 台風10号は週明けに強い勢力で西~東日本直撃か 早めに大雨や暴風への備えを

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東海地方では、この土日も不安定な空模様が続くため、局地的な激しい雨や雷雨に注意してください。台風10号は、週明けに西日本から東日本に接近し、上陸する恐れがあります。早めに大雨や暴風への備えをすませるようにしましょう。
すでに大雨の所も 土砂災害に警戒

今日23日は、大気の状態が不安定で、午前中から大雨になっています。静岡市清水では、たった半日で300ミリ以上の雨が降りました。静岡県の一部の地域に発表されていた「土砂災害警戒情報」は解除されたものの、一気に大量の雨が降ったため地盤が緩んでいる所があります。少しの雨でも土砂災害に警戒してください。土砂災害が発生する時は、「斜面のひび割れ」、「異様な音・におい」、「湧き水が止まる」、「濁った水が吹き出す」といった前触れとなる現象があります。いざという時のために覚えておくと安心です。今日23日~明日24日にかけて予想される1時間降水量は多い所で愛知県 50ミリ岐阜県 40ミリ三重県 40ミリ静岡県 70ミリ
【台風10号」強い勢力のまま西日本~東日本に直撃の恐れ

台風10号は今日23日正午現在、マリアナ諸島にあって、ゆっくり北へ進んでいます。明日24日には「強い」台風になる予想です。この後も北上を続け、来週初めには「強い」勢力を維持したまま、西日本から東日本に接近、上陸する可能性が高くなっています。東海地方では、26日(月)は三重県で大雨が予想され、27日(火)は広い範囲で雨、風ともに強まり、荒れた天気となる恐れがあります。台風接近前から、すでに局地的な大雨に見舞われていますが、台風の接近に伴い、大雨だけでなく暴風、海上では大しけに厳重な警戒が必要です。なお、台風が東海地方から見て、右側を通るか左側を通るかで影響は変わってきます。予報円の中心を通り、東海地方から見て左側の進路を通る場合、雨・風ともに強まりやすくなります。
台風 風の強さの違い

台風は、反時計回りに強い風が吹いています。進行方向右側では、台風自身の風と台風を移動させる周りの風が加わるため、風が強くなります。この台風の進行方向右側は「危険半円」と呼ばれます。逆に、進行方向左側では、台風自身の風と進行方向の風向きが異なるため、右側ほど風は強くはありません。
2023年の台風7号は大雨だけでなく暴風・高波も

2023年のお盆を直撃した台風7号は、記憶に新しいのではないでしょうか。台風7号は、8月15日に和歌山県潮岬付近に上陸、その後近畿地方を北上し、兵庫県明石市付近に再上陸しました。東海地方は、台風周辺の 暖かく湿った空気が流れ込んだことや台風本体の雨雲がかかり大雨となりました。また、台風の接近で風が強まり、セントレアでは最大瞬間風速26.2m/sを観測しました。暴風が吹き荒れ、海上ではうねりを伴って大しけとなりました。大雨による浸水などの被害の他に、暴風により木が倒れたり、ビニールハウスの損壊など様々な被害が発生しました。
大雨の備え

大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。

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