犬を捨てた理由に「信じられない…」 里親希望者が殺到し?

ペットを家族に迎える場合、責任をもって一生世話をする覚悟が必要です。
しかしやむを得ない事情で、ペットを手放さなくてはならないこともあるでしょう。
アメリカのネバダ州にある動物保護施設『ザ・アニマル・ファウンデーション』に、デュークくんという犬が引き取られました。
4歳のデュークくんを連れて来た飼い主は、愛犬を手放す理由についてこういったのです。
「この犬は退屈で、1日中寝ていて、家族が帰宅しても起きて挨拶もしないから」
デュークくんは飼い主にとって「退屈すぎる」という理由で捨てられたのです。
The Animal Foundation(@theanimalfoundation)がシェアした投稿
人の性格が違うように、犬の性格もさまざまです。活動的な犬もいれば、のんびりとくつろぐのが好きな犬もいるでしょう。
デュークくんは後者ですが、リードをつけて歩くのが上手で、トイレのしつけもよくできているのだとか。
『ザ・アニマル・ファウンデーション』がInstagramでデュークくんを紹介すると、たくさんのコメントが寄せられました。
・「退屈すぎる」だって?夢のような犬じゃないか!
・退屈な犬は最高だよ!私もめちゃくちゃ退屈な人間だからね!
・使い捨てのように犬を捨てるなんて信じられない!そんな人は最初から飼う資格はないよ。
・飼い主に挨拶をしなかったのは、その人たちが最低だったからかもよ?デューク、きみはいい子だよ!
この投稿の直後から「デュークくんの里親になりたい!」という人が続々と現れます。
デュークくんはひとまず、仮里親のスーさんという女性の家で過ごすことになりました。
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その後もデュークくんの里親希望者からの問い合わせがたくさん寄せられたのだそう。
しかし、『ザ・アニマル・ファウンデーション』のスタッフは、「スーさんがデュークくんを手放さないだろう」と思っていたようです。
そして数日後、予想どおりスーさんがデュークくんを正式に家族に迎えたことが発表されました!
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犬を迎える場合、家族構成やライフスタイルに合わせて、適した性格の犬を選ぶことは重要です。
しかし、実際に犬と一緒に暮らし始めたら、最初の印象と違ったということもあるでしょう。
たとえば子犬の時は活発で元気だった犬も、成長するにつれて落ち着いた性格に変わることがあります。
そのような場合に「こんなはずじゃなかった」と簡単に犬を手放すのは、果たして「仕方がない」といえる行為なのでしょうか。
のんびりした性格のデュークくんが、ありのままの自分を愛してくれる家族に出会えてよかったですね。
[文・構成/grape編集部]

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