この先は雨の日が多い 台風9号の間接的な影響 極端な暑さから…の画像はこちら >>
この先は本州付近に前線が停滞しやすく、台風9号の間接的な影響を受けそうです。これまでとは一転して雨の降る日が多いでしょう。湿度が高く、ムシムシした不快な暑さに変わるでしょう。夏の疲れが溜まっている時期のため、これまで以上に体調管理にお気をつけください。
明日20日 台風9号の影響 強風や高波・高潮に注意
今日19日午前3時に、宮古島の南で台風9号が発生しました。今月に入って5つ目の「台風」で、早いペースで発生しています(8月の平年値は5.7個)。台風9号は明日20日は東シナ海を北上するでしょう。明日20日から明後日21日にかけて朝鮮半島に上陸し、「熱帯低気圧」に変わる見通しです。今回の台風はあまり発達しませんが、熱帯由来の「暖かく湿った空気」が沖縄や西日本の太平洋側を中心に流れ込むため、明日も雨が降ったりやんだりするでしょう。局地的には滝のような雨が降りそうです。雨雲の発達の程度によっては、警報級の大雨になるおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意してください。また、強風やうねりを伴った高波、高潮にもご注意ください。台風から離れた東海や関東甲信、東北にも湿った空気が流れ込むため、所々で雨雲やカミナリ雲が湧きそうです。山沿いを中心に非常に激しい雨が降ることもあるでしょう。関東甲信地方では、これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所がありますので、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。
本州付近に前線停滞 雨の降る日が多い
22日頃からは台風から変わる低気圧が前線を伴いながら、北海道付近に近づいてくるでしょう。26日にかけて本州付近に前線が停滞しやすく、日本海には低気圧が停滞する見通しです。前線や低気圧に向かって、雨雲の元になる「暖かく湿った空気」が流れ込むため、関東から近畿を中心に雨の降る日が多くなりそうです。これまでの夏の強い日差しが控えめになるため、気温の上がり方は少し抑えられるでしょう。ただ、湿度が高いため、日中はムシムシした不快な暑さです。気温がそれほど高くなくても、湿度が高いと、熱中症にかかりやすくなります。熱中症対策は欠かさず行いましょう。
スッキリしない天気が多い うだるような暑さ続く
27日以降も湿った空気が流れ込みやすく、沖縄や九州から東海を中心に雨の降る日が多いでしょう。日差しの出る所でも、にわか雨や雷雨の可能性があります。8月も終わりに近づき、猛暑日になる所はこれまで比べると減ってくるでしょう。それでも平年より高い日が多く、厳しい残暑が続いてしまいそうです。夜の気温もまだ下がりにくのが、この期間の特徴です。寝苦しい夜がまだまだ続きます。夜間の熱中症にもご注意ください。
暑さの出口 8月の終わりになっても見えず
今日19日、気象庁から全国各地に「高温に関する早期天候情報」が出されました。8月も終わりに近づいていますが、暑さの出口はまだ見えてきません。長引く暑さで疲れがかなり溜まっていると思います。エアコンは昼夜を問わず適切に使い、無理のないよう、お過ごしください。