刈谷・半田・明和・津島 来年4月 愛知県立初の公立「中高一貫校」誕生 気になる受験内容は? 定員80人の“狭き門”

夏休みを返上して受験勉強に励んでいるお子さんも多いと思います。そうした中、来年4月に開校する愛知県で初めての公立の中高一貫校に注目しました。どんな受験になるのでしょうか?
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(小学6年生たち)「頑張るぞ!おー!自分自身こんなに勉強すると思わなかったくらい、きょうは勉強頑張るぞ!おー!!」
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愛知県刈谷市の佐鳴予備校 刈谷本部校で18日行われていた、小学6年生向けの夏休みの「短期集中特訓」。愛知県では来年4月から刈谷・半田・明和・津島の4つの県立高校に附属中学校を併設し、県内では初めての公立の「中高一貫校」が誕生します。定員はそれぞれ80人の狭き門。(※他に、明和の音楽コースが20人)こちらの学習塾では刈谷高校附属中学を目指す受験生、およそ160人が塾のお揃いのTシャツ姿で勉強に励んでいました。
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(小学6年生)「中学校3年生とかすごく大変だと思うけど、今頑張れば遊べると思うと、とてもいいなと思う」(小学6年生)「中高一貫の教育だから、部活とかに集中できるからいいかな」
附属中学に入学すれば全員、高校受験なしで進学できます。(保護者)「お金もそんなに余裕があるわけではないので、私立だと難しいけど、公立なら行かせてあげられるかなと」「普通の中学校だと学習面でばらつきがあるが、より高いレベルで学習したいという本人の意思もあって、私もいいなと」
(愛知県教育委員会 中高一貫教育室 小野智之室長補佐)「2021年くらいから県立高校の欠員が増加し、2000人超えるようになった。魅力的な学校に変わらないとという危機感」2021年度、愛知の県立高校では2600人以上の定員割れに。そのため、県立高校の魅力アップの戦略の1つとして「中高一貫校」の導入を決めたのです。
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受験の内容は、「適性検査(=筆記試験)」と「面接」の二段階選抜です。例えば「適性検査」の日本の「食料自給率」をテーマにした問題です。会話文と表やグラフをもとに、正しい答えを選ぶもので、資料を読み解く力とともに社会の知識が問われます。
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今回の愛知の公立の中高一貫校について、街の人は。(小学5年生の保護者)「高校にあがる時に受験で苦労しなくていいかなと思うので、公立だったらチャレンジさせてみようかなと」(小学2年生の保護者)「地元の公立中学と公立の中高一貫校と、子どもが選べるのですごくいいことだなと」(小学2年生)「今は中学受験したい」愛知県の「中高一貫校」の導入で子どもの選択の幅が広がるなど、今後、愛知の中学受験が熱を帯びるかもしれません。

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