クマに襲われ大けがも なぜ急増?パンク町田氏「食料が思うように取れないと…油断はできない」三重県でクマアラート

三重県は初のクマアラートを発表しました。なぜこの時期にクマの目撃が増えたのか?専門家に聞きました。
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14日午後4時ごろ、三重県大紀町と紀北町にまたがる、熊野古道ツヅラト峠のすぐ脇にある町道で、70代の女性がクマに襲われ、頭と左肩、右足などに大けがをしました。

三重県内ではことし4月から8月15日までにクマの目撃が69件あり、過去最多だった昨年度の40件を既に上回っています。
CBC
三重県はクマの目撃情報が相次いでいることから、8月9日から県民らに注意を呼びかける「クマアラート」を導入していましたが、今回女性がけがをしたことで大紀町と紀北町にクマアラートの「警報」を初めて発表しました。
CBC
動物研究家のパンク町田さんに聞いてみました。(動物研究家 パンク町田さん)「ことしも暑いので、クマたちも思うように食料を入手することができないから」クマの出没は全国的に増加傾向で、暑さの影響からクマの食料となる木の実などの育ちが悪く、食料を確保するために行動範囲を広げて人里に降りてきた可能性があるということです。
パンク町田さん
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三重県はクマアラートの「警報」を10月14日までとしていますが、秋から冬眠に入る11月半ばごろからも警戒が必要だと話します。(パンク町田さん)「食料が思うように取れないと、寝ぼけたかのように冬眠中であっても、起きてエサを探し回る可能性がありますので、あまり油断はできない」
三重県はクマに出合わないために、山に入る際は鈴などの音が出るものを携帯し、単独行動は避けるよう呼びかけています。では、もしもクマと出合ってしまった場合はどんな行動をとればいいのでしょうか?(パンク町田さん)「できることなら目も合わせないで近づかないこと。かなりの至近距離にいて目も合ってしまっているときは、逆に目を離すと襲いかかってくるので、目を離さないことが大切」
CBC

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