台風5号は東北を横断中 新たに発生する台風の動向にも注意 世界の熱帯擾乱

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台風5号は、東北地方を横断中です。岩手県では平年8月ひと月の2倍を超える雨量を観測している所もあります。台風シーズン真っ只中、日本の南の熱帯低気圧は、今後、台風に発達し北上する見込みです。今後の動向に注意が必要です。北大西洋では、熱帯擾乱が発生しやすい状況が8月の終わりにかけて続くでしょう。
台風5号 東北を横断中 岩手県で平年8月ひと月の2倍超の雨 影響長引く

台風5号は、今日12日午前8時半ごろに岩手県大船渡市付近に上陸し、午後4時現在、東北地方を横断中です。下戸鎖(岩手県)では、降り始めから今日12日午後4時までの雨量は、480.0ミリを観測し、平年8月ひと月の2倍を超えています。台風5号は、今後、徐々に勢力を弱め、明日13日までに日本海に進んで動きが遅くなり、熱帯低気圧に変わる見込みです。明後日14日にかけて、台風から変わった熱帯低気圧の影響が長引くおそれがあります。東北地方を中心に土砂災害、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に厳重に警戒し、暴風や高波に警戒してください。
台風6号 直接の影響はないが東北や北海道では雨脚強まることも

日本の東を北上中の台風6号は、このまま日本の東を北上し、あす13日までに熱帯低気圧に変わる見込みです。熱帯低気圧に変わっても、熱帯からの暖かく湿った空気が北日本付近に流れ込むことがあるでしょう。北海道や東北では雨脚が強まり、雨の量が多くなる可能性があります。雨の降り方に注意が必要です。
新たな台風が発生する予想 動向に注意

日本の南には熱帯低気圧があり、今後、台風に発達する予想です。今後発生すると予想される台風は、北上する見込みです。熱帯低気圧から変わる台風の動向などによっては、16日頃は、東海や関東を中心に、警報級の大雨や大しけになるおそれがあります。今後、最新の台風情報をご確認ください。
台風シーズン 今後、台風など熱帯擾乱が発生しやすい海域は?
台風5号、6号は、比較的日本に近い海域で発生しました。今後、台風に発達すると予想される熱帯低気圧も比較的日本に近い海域にあります。今後、8月の終わりにかけては、これまで対流活動が不活発であったフィリピンの東付近で、対流活動が活発になるでしょう。台風など熱帯擾乱が発生しやすい海域は、これまでより南になる傾向です。台風が日本から遠い海域で発生した場合は、日本に近づくまで発達を続けることが考えられます。台風シーズンです。日頃から台風への備えをしておくとよいでしょう。
ハリケーンシーズン 北大西洋で熱帯擾乱が発生しやすい状況続く

アメリカの国立ハリケーンセンターによると、北大西洋のプエルトリコの東で、今後、熱帯低気圧が発生する可能性があるとのことです。この熱帯擾乱により、リーワード諸島北部の一部では、現地時間13日から14日に大雨による鉄砲水や洪水、土砂崩れの発生、プエルトリコでは、14日から15日に洪水や土砂崩れが発生する可能性があるとのことです。一方、太平洋東部や太平洋中部では、今後7日間は熱帯低気圧の発生はないとのことです。北大西洋では、メキシコ湾からプエルトリコの東の海域にかけて、ハリケーンなど熱帯擾乱が発生しやすい状態が、8月の終わりにかけて続くでしょう。
インド洋の北部 向こう1週間はサイクロン発生の可能性なし

インド洋の北部ではアラビア海を中心に対流活動がやや活発になっており、発達した雲もみられます。ただ、近々、熱帯擾乱が発生することはなさそうです。インド気象局によると、ベンガル湾やアラビア海で、今後7日間はサイクロンが発生する可能性はないとのことです。

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