この旗を見たらすぐ逃げて! 注意喚起に「初めて知った」「広まるべき」

2024年8月8日の午後4時43分頃、宮崎県南部で最大震度6弱を観測する地震が発生。その数時間後、気象庁は南海トラフの臨時情報として『巨大地震注意』を発表しました。
南海トラフとは、駿河湾から日向灘沖にかけてのプレートが接する、海底に溝状の地形がある区域のこと。
限界に達したプレートが跳ね上がることで発生する地震が『南海トラフ地震』とされており、日本では過去にも100~150年間隔で観測されています。
もちろん『巨大地震注意』の臨時情報が出たからといって、確実に大きな地震が発生するわけではありません。とはいえ、備えが必要なのは間違いないでしょう。
今回の事態を受け、ネット上では行政を始め、多くの自治体や団体が防災にまつわる情報を発信しています。
警視庁や株式会社LIXILなどのアカウントが以前から呼びかけているのは、海の周囲で目にしたらすぐに逃げるべき目印。以下の写真のような、赤色と白色でデザインされた旗は『津波フラッグ』と呼ばれています。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
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2011年3月に発生した東日本大震災では、誰もが津波の恐ろしさを再認識したはず。もし南海トラフ地震が発生した場合、規模や地域によっては同様の危険に襲われるでしょう。
この津波フラッグは、そういった緊急事態に備えて海水浴場などに用意されている旗。津波警報等が発表された際、周囲にいる人たちへ視覚的に危険を伝えることができます。
警視庁や自治体などは、緊急事態に1人でも多くの人の命を守るため、「津波フラッグを見たらすぐに海から離れ、高い場所に逃げて!」と注意喚起。
津波フラッグを今回で初めて知った人も多いようで、ネット上からはさまざまな声が上がっています。
・津波フラッグの存在を初めて知った。確かに、泳いでいたら聞こえないもんね…。
・この情報は広まるべき!多くの人が知っていないと、せっかくのサインも意味がない。
・確かに、サーフィンなどをやらない人は知らないかも…。拡散されますように。
緊急事態に見舞われた際、1つの情報が今後の命運を大きく左右するかもしれません。
日頃から可能な限りの備えを意識しておけば、自分と大切な人を守る未来につながるはずです。
[文・構成/grape編集部]

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