各地で猛暑日を記録している、2024年8月現在。
命を守るためにも、エアコンの活用は必須でしょう。
エアコンの運転時、吹き出し口から水が飛んできて困ったことはありませんか。
エアコンの吹き出し口に水滴が付いていたり、水が飛んできたりしたら、「故障では?」と心配になりますよね。
株式会社日立製作所(以下、日立)はウェブサイトを通じて、エアコンから水が飛んでくる原因と対処法を紹介しています。
日立によれば、原因は『エアコン内部に結露が発生していること』だそうです。
では、結露を発生しないようにするにはどうすればいいのでしょう。日立のウェブサイトには、『エアコン内部の結露の発生を防ぐ方法』が4つ公開されていました。
エアコンの風向きを変える風向板は、水平にしましょう。風向板は冷たい空気と暖かい空気がぶつかる場所なので、結露が発生しやすいといいます。
風向板は冷房運転時に冷たい空気で冷やされているため、室内の暖かい空気と触れることで結露が発生し、水滴がつきやすくなります。
長時間風向板を下向きにしていると、風向板についた水滴が落ちてくることがあるので、風向板を水平にして改善するかお試しください。
株式会社日立製作所 ーより引用
冷房で室温が下がると、空気中に含むことができる水蒸気の量が減ってしまうそう。
このため、水蒸気の量が同じで室温が下がると、湿度が上がってしまい、結露が発生することがあるといいます。
湿気をなくすことで、結露の発生を緩和できる可能性があるので、除湿運転を試してみましょう。
エアコンの内部には、空気中に含まれる汚染物質を取り除く、エアフィルターと呼ばれる部品があります。
エアフィルターが汚れていると、空気の循環がうまくできず、エアコン内部で結露が発生しやすくなるといいます。
エアフィルターを手入れしてみましょう。
エアコンに取りこんだ空気を冷たくしたり、暖かくしたりする部品を、熱交換器と呼びます。
熱交換器が汚れていると、結露が外に流れていかず、吹き出し口から出てきてしまうことがあるそう。
エアコンクリーニングで改善する場合があるので、試してみましょう。
以上の4つを試してみても改善されない場合、日立は「お買い上げの販売店、または修理相談窓口に点検のご相談をしてください」と呼びかけています。
もはや、夏に必要な不可欠な家電といえる、エアコン。
水が飛んできた時には、日立が教えるチェックポイントを確認して、安全に使用しましょう。
[文・構成/grape編集部]