食器に付いた『納豆のネバネバ』 画期的な洗い方に「早速やる」「これは発見」

日本の伝統発酵食品である『納豆』は、縄文時代の終わり頃から食されているといわれています。
そんな長く愛され続けている納豆ですが、その特徴であるネバネバに困ることもあります。
特に食べるのに使った食器を洗う時に、粘り気がなかなか落ちずに困ったことはありませんか。
『おかめ納豆』シリーズを発売している『タカノフーズ』は、公式ウェブサイトで「納豆の粘りが付いた食器の洗い方」について回答しています。
『タカノフーズ』は食器に付いた納豆の粘り気の特徴を以下のように解説しています。
スポンジを使った場合、粘りがスポンジに付くとかなり取れにくくなります。
また洗剤を使ってしまうと、逆に粘りが水に溶けにくくなる場合があります。
タカノフーズ ーより引用
スポンジや食器用洗剤を使わないほうがよいとのことですが、どんな洗い方が適しているのでしょうか。
粘り気が付いた食器を洗う時は、洗剤やスポンジを使わずに『温水で流し洗い』をしましょう。
まず、粘りが付いた食器に約40℃のお湯を10秒ほど流し続けます。
蛇口からお湯を注ぎ続けることで食器の中のお湯が絶えず循環し、水圧もかかるため落ちやすくなります。
10秒たったら手で食器を軽くこすりましょう。洗剤やスポンジを使っていないのに、納豆の粘り気がきれいに落ちました。
『お湯の力』と『水圧』を利用すれば、納豆の粘りを簡単に落とせるだけでなく、スポンジにもネバネバを付けずに済みます。
粘り気を落とすもう1つの方法は、『水にしばらく漬けてからすすぐ』方法です。
1つ目の方法はお湯を流し続ける必要があるため、「水がもったいない」と感じる人はこちらの方法を試してみましょう。
まず、納豆の粘り気が付いた食器を水に漬けます。すると水に納豆のネバネバが浮いてきます。
約5分置いたら水を流し、食器に付いた粘り気を手で優しくこすりながら流水ですすぎます。
粘り気がきれいに取れました。
『お湯で流し洗いをする』のも『水に漬けてから流水ですすぐ』のも、粘り気の落ち具合に差はありません。
どちらもスポンジを汚すことなく、食器の粘り気をしっかり落とせる便利な方法です。
なぜ、粘り気を落とすのにお湯や水だけでよいのかというと、納豆の粘りが持つ性質に理由があります。
納豆の粘りは『ポリグルタミン酸』といい、うまみ成分の『グルタミン酸』が結合したものです。
ポリグルタミン酸は『水溶性』で、水に溶ける性質を持ちます。
食器用洗剤ではなかなか落とせないネバネバも、お湯や水にしっかり浸すことで簡単に落とせるのです。
納豆のネバネバの仕組みと落とし方について解説しました。この方法を知っていれば、納豆を食べた後の食器汚れに悩む心配もありません。
栄養価の高い納豆を思う存分味わって、使った食器の汚れもすっきり簡単に落としてしまいましょう。
[文・構成/grape編集部]

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