『エアコン』を使っている時に、突然風が止まって驚いた経験はありませんか。
リモコンを触ったわけでもないのに止まってしまうと、故障したのではないかと不安になるでしょう。
この『エアコンの風が突然止まる』現象は、多くの場合ある4つの設定が関係しています。故障を疑う前に、どのような理由からエアコンが止まるのかを確認しておきましょう。
この記事では、『nocria(ノクリア)』シリーズを製造する『富士通ゼネラル』が解説する『エアコンが突然止まる4つの理由』を紹介します。
『霜取り運転』は暖房を使っている時に作動する機能です。
外気温度が低く湿度が高いときに暖房運転すると、室外機に霜がつき、暖房能力が低下することがあります。 このような場合、暖房がいったん停止し除霜運転(霜取り)が始まります。(室内・外ファンが停止します。)
富士通ゼネラル ーより引用
霜取り運転は4~15分行われるのが一般的なので、その間は室内機だけでなく室外機も止まります。しばらくしてから運転が始まれば、故障ではなく『正常運転』です。
なお、『富士通』の製品は霜取り運転の際、室内機に遅い点滅が表示されます。
暖房中に運転が突然止まったら、まずは室内機の運転ランプをチェックしましょう。
近年のエアコンには、センサーや気流制御による設定温度・風量の自動調整機能が備わっています。この機能を搭載したエアコンの場合は、省エネ機能が作動しているかもしれません。
省エネファン機能が動作中は、風が止まることがあります。この場合は故障ではありません。
富士通ゼネラル ーより引用
『富士通』のエアコンの省エネ機能は『省エネファン』といい、冷房または除湿運転の際に動きます。運転が必要になれば自動再開するので、しばらく待ってみましょう。
エアコンをつける時に温度を設定します。この設定温度は『室内をその温度にする』ためのもので、その温度の風が出てくるというわけではありません。
設定温度より室温が低くなると冷やしすぎになってしまうので、運転を止めることで室温を調整します。
設定温度が室温より高いと、ごく弱い風で運転したり、お部屋の温度調整のために風が止まることがあります。さらに冷房運転をしたい場合は、リモコンで設定温度を下げてください。
富士通ゼネラル ーより引用
省エネ機能と同じように、運転が必要になれば自動再開するので、室温に問題がなければそのままにしておきましょう。
冷房と同じく、暖房も室温が設定温度より高くなっていると運転が自動的に止まります。暖房の場合は暖めすぎを防ぐためなので、再開するようであれば故障ではありません。
設定温度が室温より低いと、ごく弱い風で運転したり、お部屋の温度調整のために風が止まることがあります。さらに暖房運転をしたい場合は、リモコンで設定温度を上げてください。
富士通ゼネラル ーより引用
エアコンから風が出ない、運転が止まっていると故障を疑ってしまいますが、正常な状態でも運転が止まることがあります。
運転が一時的に止まる理由は冷房・暖房によって変わるので、まずは室温と設定温度、運転ランプ、リモコンの設定をチェックしてみましょう。
[文・構成/grape編集部]