投資実施者は生活満足度が高い傾向に 投資によって得たポジティブな変化とは?

GA technologiesは7月24日、「投資意欲およびNISAと不動産投資に対する意欲への実態調査」の追加分析の結果を発表した。調査期間は3月5日~12日、分析期間は6月17日~7月5日。調査対象は20代~60代の男女1,202名。

現在投資をやっている人を対象に、「それぞれの『投資サービス』を始めて起きたポジティブな変化は何ですか?」と質問したところ、NISA経験者(374名)は「学びが増えた」(37.7%)、不動産投資経験者(69名)は「将来・老後への不安が軽減した」(62.3%)がそれぞれトップに。

一方、ネガティブな変化としては、投資サービスは元本保証が性質上できないことから、NISA経験者は「損をしないか心配」(44.9%)が最多に。また、不動産投資においては、常に状況を確認する必要はないものの、入居状況やローンの残債などを把握する必要があるため、不動産投資経験者では「チェックをするのが面倒」(46.4%)が最多となった。

次に、「あなたは現在の生活にどの程度満足していますか?」と質問したところ、64.5%が「満足している(とても、まぁを含む)」と回答。

投資経験有無・関心度によって考えがどのように違うのかを集計すると、投資を「現在やっている」人の満足度は73.9%であるのに対し、投資を「やったことはなく関心もない」人は44.5%にとどまる結果に。投資実施者の方が生活に対する満足度が高いよう。

また、「60歳時点での資産目標額(世帯)はいくらですか?」と質問したところ、全体では「特にない」(23.8%)が最多となり、「2000万円未満」(17.3%)、「1000万円未満」(14.1%)と続いた。

さらに、投資経験有無・関心度別に60歳時点での目標資産額の違いを分析したところ、投資を「現在やっている」人は「2000万円未満」(20.2%)、「1億円以上」(14.5%)が上位に。一方、投資を「現在やっている」人以外の資産目標額は「特にない」が最も多く、「やったことはあるが、現在はやっていない」人は15.5%、「やったことはないが、関心はある」人は27.8%、「やったことはなく関心もない」人は64.0%にのぼった。投資経験がなく、かつ投資への関心度が低いほど、具体的な金額を回答する割合が低い結果となった。

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