アントレは7月26日、2024年上半期(1~6月)の独立・開業傾向を発表した。アントレ会員約38万人がプロフィールを更新し、独立検討者の動向を上半期まとめとして分析したもの。
会員数は6月末時点で37万9,969名。昨年6月末~12月末時点と比較すると、会員数の伸びは8割程度だったものの、独立検討者数は引き続き伸長傾向に。個人法人の割合では、個人が85.2%を占め、法人は新規事業の検討時に活用されているよう。年代別では、50代が最多の35%。シニア世代での独立起業が活況である状況がうかがえた。
経験職種では、50代の層が増えることでマネジメント経験者が一般職を上回る職種も増えており、「営業職」では1.0%、「飲食スタッフ」で0.1%、「企画・経営関連職」では2.7%も上回り、管理職経験者が多く登録されていることが明らかに。
一方、希望する職種としては「飲食」(9.2%)が根強い人気を持つ中、個人で起業が可能な「IT・通信」(8.2%)にも人気が集まる結果に。次いで、コロナ禍以降に伸長した「宅配サービスやテイクアウト」、「運送配送業」、「リサイクル・リフォーム」と続き、一人でも開業が可能な業種が2~5位に並んだ。