64年続く板金業者が破産…長年にわたる債務超過・窮屈な資金繰りで負債総額4573万円 新潟市

新潟市西蒲区の板金業南須原板金工業が、新潟地裁から破産開始決定を受けたことがわかりました。

民間の信用調査会社・東京商工リサーチ新潟支店によりますと、南須原板金工業は1960年5月に創業、1990年4月に法人改組した板金工事業者で、近隣の建設業者や工務店を対象に受注基盤を形成し、1997年3月期には売上高1億6816万円を計上していました。

しかし、長年にわたり債務超過の状況にあって窮屈な資金繰りを余儀なくされ、受注不振から2009年3月期の売上高は1836万円にまで低下していました。

また、確認できた2022年3月期の売上高は2974万円、当期利益は93万円と黒字を計上したものの、債務超過額は3410万円に達し、厳しい資金繰りを強いられていたようで、事業継続は困難と判断し、今回の事態に至りました。

負債総額は2022年3月期時点で4537万円に上っています。

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