沖縄サーフィン連盟会長で、63歳で死去した故宮城豊和さんを追悼するセレモニーがこのほど、沖縄県北谷町のサーフスポット「宮城海岸」で開かれた。約100人がサーフボードに乗って沖合で手をつなぎ、輪を作って「カズボー(宮城さんの愛称)ありがとう」と別れの言葉を贈った。
4月に心不全で亡くなった宮城さんは、那覇市牧志出身で北谷町砂辺在住。サーフィン競技の拡大や魅力発信、水難事故防止などに力を注いだ。
アフロヘアのかつらにサングラス、ど派手なスーツ姿が目を引くおやじダンスユニット「島ばななーず」にも所属。気さくで優しい人柄も含め、県内外の多くの人に愛された。
セレモニーでは、宮城さんと親交があるサーファーや音楽関係者ら200人を超える仲間が花で飾られた遺影を囲んだ。このうち約100人が花を持ってサーフボードで海に繰り出し「これからも見守ってください」などと言いながら別れを惜しんだ。
(中部報道部・砂川孫優)