炒め物だけではなく揚げ物でも使うことの多いごま油。使用頻度が高いことから、手が届きやすいガスコンロの近くに置いているという人もいるでしょう。
本記事では、食用ごまの製造や販売を行っているかどや製油の公式サイトより、ごま油の上手な保存方法について詳しく紹介します。
ごま油を上手に保存するためのコツは以下の3つです。
コンロ下の収納スペースや戸棚の暗い所など、普段開け閉めがあり、湿気や熱のこもらない場所で、常温(20℃±5)の暗い場所での保存をおすすめしております。
かどや製油 ーより引用
一般的に油は光に当たると酸化が進むもの。油の中でもごま油は酸化しにくい種類ではありますが、製造から日にちが経つと少しずつ酸化が進みます。
酸化すると風味が劣化してしまうため、光が当たらない暗い場所で保存しましょう。
また保存する場所の温度にも注意が必要です。「使い勝手がいいから…」という理由で、コンロのそばに置いておくのは避けてください。熱もごま油を酸化させる要因となります。
なお涼しい場所として冷蔵庫を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、冷蔵保存はおすすめできません。ごま油の成分が結晶化して濁りが発生することがあるので、『常温保存』を守りましょう。
ごま油は空気に触れることでも酸化が進んでしまいます。開封後はふたを必ずしっかり閉め、真っ直ぐ立てて保存するようにしてください。
ごま油で揚げ物をした後に揚げカスをそのままにしていると、油の酸化が進んでしまいます。こし器を使ってごま油からカスを取り除き、密閉容器に入れて保存しましょう。
保存状態にもよりますが、開封後のごま油は1~2か月間で使い切るのがおすすめ。
ごま油は異物が混入しない限り腐りませんが、前項で触れたように、光や熱、空気によって酸化や劣化を起こしてしまいます。
ごま油を保存する際のポイントは、『光』『熱』『空気』を避けることです。ごま油の酸化を防いで、食事においしく取り入れましょう。
[文・構成/grape編集部]