歯ブラシを濡らすのはNG? 約7割が勘違いする、歯みがきのやり方

毎日の習慣である歯みがき。
歯ブラシを水で濡らしてから歯みがき粉を付けるという人が、多いかもしれません。
ですが、実は歯ブラシは水で濡らさないほうが、いいのだとか。
歯科医院向けのマーケティングDXサービスを行うウミガメ株式会社は、歯みがきに関するアンケートを実施。
10代~40代の男女を対象に「歯をみがく時は歯ブラシを水で濡らしてから使っていますか?乾いた状態で歯みがき粉のみを付けて使っていますか?」という質問をしました。
結果、全体の68.1%の人が歯ブラシを水で濡らしてから使用していたことが判明したのです。
同社によると「歯ブラシを濡らさないで歯みがきをしたほうがよい」とのこと。理由は、泡立ちしてしまうからだといいます。
泡が多いと、歯みがき粉の有効成分が口全体に広がりにくいほか、歯をみがけたと錯覚し、みがき残しが発生しやすくなるのです。
また、歯みがき粉に含まれるフッ素は、歯のエナメル質を修復・強化し、虫歯菌の働きを弱めますが、水で流れると効果が半減してしまいます。
清潔に保とうとしたり、泡立ちをよくしたりするために、歯ブラシを水で濡らす人は多いかもしれません。
しかし、歯ブラシを水で濡らすことは、かえって逆効果になります。
歯ブラシを水で濡らすこと自体は、問題ないものの、水を切らずに使用してしまうと、歯みがき粉の効果が十分に発揮されない可能性があるのです。
では、歯みがきを正しく行うには、どうすればいいのでしょうか。
同社によれば、乾いた状態の歯ブラシを使用して、歯みがき粉の有効成分をしっかりと歯に行き渡らせるのが大事だといいます。
歯をみがく時は、鉛筆を持つように歯ブラシを軽く持ち、小刻みに動かして丁寧にみがくのがコツ。力を入れすぎると歯や歯ぐきを傷つけてしまうので注意です。
後は水で20~30秒ほど、軽く1回すすぐだけで十分。フッ素の効果を高めるためにも、30分間は飲食を控えてください。
多くの人がやりがちな、歯ブラシを水で濡らす行為。
今まで水で濡らしてきた人は、歯みがきのやり方を見つめなおしては、いかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]

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