大相撲名古屋場所千秋楽の7月28日、優勝した横綱・照ノ富士(32)が優勝パレードを行ったのだが、オープンカーの中央に座る萩生田光一衆議院議員(60)に批判が殺到している。
照ノ富士は12勝3敗で並んだ平幕の隆の勝との優勝決定戦を制して、今年の初場所以来となる10回目の優勝を決めた。千秋楽の打ち出し後には、優勝力士がオープンカーで行う恒例の優勝パレードが行われた。
この日は車体左側に照ノ富士、右側に旗手の熱海富士(21)が乗り、集まった観衆に手を振っていたのだが、この2人の力士の間、オープンカーの中央に堂々と”鎮座”していたのが萩生田氏だった。
萩生田氏といえば、’18年から’22年までの5年間で「事務所の引き出しで保管していた」という政治資金収支報告書への不記載額が計2728万円と、自民党の裏金議員の中で3位となる高額だった。だが、政倫審にも出席せず、下された処分は”党の役職停止1年”。実質”お咎めなし”の処置に批判が集まっていた。
さらに、7月27日と28日に『東京新聞』と『赤旗』がそれぞれ、自民党が’25年夏の参院選で安倍派の”裏金議員”12人を第1次公認候補に決定していることを報じたことも相まって、29日のXでは政治のトレンドに「裏金議員」が久々に登場。
「萩生田氏は照ノ富士の後援会長なので、パレードへの参加は当然といえば当然なのですが、統一教会問題も説明不足、裏金問題についても国会での説明責任も果たさないまま今に至っています。観衆に向かって笑顔で手を振る姿に違和感を覚える人が続出するのも無理はないと思います」(全国紙政治部記者)
優勝パレードの動画が28日に日本相撲協会の公式Xに投稿されると、祝福ではなく、萩生田氏を批判するコメントで溢れた。
《なんで真ん中に裏金の人が?!》《裏金の象徴のような人が乗ってるのは気のせいですか?》《何か……裏金議員が乗ってるぞ》《照ノ富士の後援会会長である #裏金議員 #萩生田光一 こういう奴をまさに「恥知らず」というのだろうな‥。さすが、犯罪者国会議員。普通の感覚じゃ、これは出来んわ》《国民を欺いた裏金議員の萩生田光一氏… 裏金を何に使ったのかも正直に言わず、政倫審にも出て来ずダンマリ通す男が、何で優勝パレードにノコノコ出て来れるんだ?!ホント、国民を舐めんなよ!》