「中止だ! 東京五輪」で逮捕者も…3年前、新型コロナ禍の開会式は無観客、国立周辺は混乱

パリ五輪は日本時間27日午前2時30分(現地26日)に開会式が始まる。
3年前の21年東京五輪の開会式は、新型コロナ禍の影響で無観客で行われた。
東京五輪の開会式が行われた国立競技場周辺は午前中から人があふれ、“超密状態”となった。公式グッズ店は午前10時から約100人の行列が途切れることなく、競技場の外周は歩けないほどの人だかりができた。猛暑にもかかわらず、競技場の外観などを撮影しようとする人々が集った。
夕方からは千駄ケ谷駅前で五輪中止を求めるデモが行われ、数十人が大声を上げ、「中止だ! 東京五輪」と書かれたカードを掲げた。また、開会式中の同日午後9時ごろには競技場近くで警備中の警察官の手首をつかんだとして、公務執行妨害容疑で男が警視庁に現行犯逮捕された。
開会式の間、国立競技場の記者席まで反対グループの「五輪やめろ」の声が聞こえた。午後8時の開演と共に一度はかき消されたが、プログラムの合間の静寂の度に耳に届くなど、競技場周辺は深夜まで混乱が続いた。

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