宜野湾市の松川正則市長が急死 70歳 出張先の東京で

宜野湾市の松川正則市長(70)が26日午前、出張先の東京都港区赤坂のホテルのベッドで倒れているのが発見され、現場で死亡が確認された。市などによると事件性はなく、病死の可能性を含め警視庁が詳しく調べている。現職市長が亡くなるのは異例で、職務代理者には同日付で和田敬悟副市長が就いた。市は同日、市長の死亡を市選挙管理委員会に通知。これを受け市選管は50日以内に市長選を実施する。
市によると、松川氏は米軍普天間飛行場の跡地利用の取り組みを着実に進めるよう政府に要望するため24日に上京。25日は首相官邸で林芳正官房長官らと面談後、午後9時に会合を終えて宿泊先のホテルに戻り、就寝した。
26日は財務省への要請日程があったが、午前9時の集合時間を過ぎてもロビーに姿を見せなかったことから、市職員が部屋を確認。ベッド上で既に呼吸をしていない状態で見つかり、その後、駆け付けた医師によって死亡が確認された。財務省への要請後、沖縄に戻る予定だった。
市長急逝を受けて、和田副市長が26日午後、市役所で記者会見を開き、死因について「警察から事件性はないと聞いている。持病はほぼなく、今後の司法解剖で判明すると思う」と説明した。
市は同日夕、市長が事故や病気などで欠員した場合に通知する文書を市選管に提出。これにより、市長の急逝に伴う市長選が実施されることが決まった。選挙期日は市選管が臨時会を開いて決定する。
松川氏は1953年9月20日生まれ、宜野湾市野嵩出身。琉球大学短期大学部法経学科卒。73年に同市役所採用、議会事務局長などを歴任。2012年3月から副市長を務め、18年9月の市長選で初当選し、現在2期目。(中部報道部・砂川孫優)宜野湾市の松川正則市長が急死 70歳 出張先の東京での画像はこちら >>

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