ドローンは飛ばさないで! 隅田川花火大会が注意喚起

夏の風物詩といえる、花火大会。
夜空に上がる『大輪の花』の美しさが注目を集める一方、例年観客による迷惑行為が問題となっています。
大勢の人が観覧する花火大会では、最低限のマナーが必要でしょう。
2024年7月27日、東京都墨田区と台東区の隅田川沿いで、第47回目となる『隅田川花火大会』が開催されます。
昨年の大会では、100万人を超える人出を記録しており、今年も多くの人が待ち望んでいたことでしょう。
隅田川花火大会実行委員会は、ウェブサイトを通じて『観覧時のお願い』を呼びかけています。
隅田川花火大会には、毎年たくさんの方にご来場いただいております。
事故防止のため、以下の禁止事項や注意事項をご確認の上ご来場くださいますようお願いいたします。
隅田川花火大会 ーより引用
同実行委員会が挙げる禁止事項は、以下の通りです。
きれいな花火を撮影するため、上空にドローンなどを飛ばしたい人がいるかもしれません。
しかし、ドローンのような無人航空機を飛ばすには、航空法で定められたルールに従う必要があります。
また、多くの人の観覧が予想される花火大会では、落下したドローンで観客にケガをさせる危険もあるでしょう
道路や公園などにおいて、ガムテープ類やチョーク・スプレーなどによるマーキングは禁止しています。
せっかくの美しい花火を見るために、場所取りをしたい人がいるかもしれません。
しかし同実行委員会では、事前の場所取りを禁止しており、発見した場合はすべて撤去するとのことです。
観覧者の安全を配慮するため、防護柵を設けています。
同実行委員会によれば過去の大会で「大切に育ててきたコスモスやヒマワリなどがおられるなどの被害を受けている」とのこと。
環境保護にも気を付けて、観覧しましょう。
花火のあまりの美しさに、大声を上げてしまうことがあるかもしれません。
しかし、近隣住民などの迷惑になるので、マナーを守り、節度ある姿勢で花火大会を楽しみましょう。
会場付近の公園内・公道上における飲食物、物販などの販売はできません。
また、申請や許可などの制度もないため、注意しましょう。
花火大会に関わらず、指定場所以外での喫煙はもってのほかです。
特に歩きタバコは、火傷や被服損傷などの事故につながりますので絶対に行わないでください。
花火が上がる前後や開催中に、飲食しても、ゴミは必ず持ち帰るようにしてください。
やむをえず捨てる場合は、必ず指定の場所に捨てるようにしましょう。
他人のマンションや敷地内に無断で立ち入る行為は犯罪です。
住民とのトラブルに発展しないように気を付けましょう。
伝統的な花火大会を見るせっかくの機会に、自分の都合だけを優先してはいけません。
一人ひとりがマナーを守り、周囲への配慮を忘れなければ、トラブルを減らすことができるでしょう。
節度のある行動を心がけて、美しい夜空の光景を存分に楽しんでみてはいががですか!
[文・構成/grape編集部]

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