新NISAの成長投資枠利用者、「240万円フル利用している」割合は?

マネックス証券は、「新NISAに関する意識調査」の結果を2024年7月23日に発表した。調査は2024年7月12日~15日の期間、マネックス証券口座保有者3,225人を対象にインターネットにて実施したもの。

新NISAの改正内容についての評価をみると、7以上の評価を付けた個人投資家は82%との結果に。2020年以降の旧NISAの満足度調査では40%台であったが、新NISAになり満足度は飛躍的に向上したことが判明。

新NISAで評価できるポイントに対し、「非課税で保有できる期間の制限がなくなったこと」(76%)が最も多く、次いで「年間投資枠が増える」(64%)、「生涯非課税保有限度額が上がる」(60%)と続いた。

新NISAで評価できないポイントをみると、43%が「旧NISAからロールオーバーできないこと」と回答。一方、「評価できないポイントがない」は15%と、今回の改正に対して評価されていることがうかがえるという。

新NISA利用者の利用枠内訳では、1月時点では「つみたて投資枠のみ利用」(49%)が約半数であったが、現在は「成長投資枠のみ利用」(34%)が15ポイント増加していることが明らかに。利用者の3割が両方の枠を使い、より積極的に資産形成を行っていることがうかがえる。

新NISAで購入されている商品をみると、「日本株」(61%)の割合が最も高く、次いで「投資信託」(34%)、「米国株」(5%)と続いた。

成長投資枠利用口座のうちの枠利用状況をみると、「100万円以上投資に利用している」(52%)人が半数を超えていた。さらに、「200万円以上」は31%、「240万円の枠を使い切っている」は9%との結果に。

つみたて投資枠での積立状況では、クレカ積立の上限額が10万円まで引き上げられたことも奏功し、「つみたて投資枠をフルで利用して積立を行っている」(20%)が最も多かった。次いで「3万円台」(18%)、「1万円台」(16%)と続いた。

新NISA日本株購入銘柄ランキングをみると、トップの「日本電信電話(NTT)」(23.4%)に次いで、「三菱UFJフィナンシャル・グループ」(7.6%)、「日本たばこ産業」(4.9%)と続いた。

新NISA米国株購入銘柄ランキングでは、「エヌビディア」(21.5%)が最も多く、次いで「アップル」(8.3%)、「マイクロソフト」(8.2%)との結果だった。

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