世界遺産委員会開催中!急速な経済成長続ける“インド” 格差社会課題も…「非常に興味深い国」【新潟】

佐渡金山の世界遺産登録の可否を審議するユネスコ世界遺産委員会がインドで開かれています。そこで、世界で注目度が増している南アジアの国・インドについて紹介します。

インド洋に面した南アジアの国・インド。

面積は日本の約9倍の328万平方キロメートル、人口は14億人を超え、世界第1位となっています。

その首都・ニューデリー近郊では近代的なビルが立ち並び、大型ショッピングセンターには日系の店舗も多く出店しています。

【インド出身 タニカさん】
「IT関係もすごく流行っていて物価が上がっている。今アパートが借りられない。それほど混んでいる。今、実家に帰っても村や道が分からない。どうやって帰るか、学校がどこにあるか、全部変わっている。(Q.それくらい急速な発展?)そう。全然違う」

こう話すのは、インド出身で、新潟市西区でインド料理店を営むタニカさんです。

IT産業を筆頭に急速な経済成長を続け、来年には名目GDPが日本を抜き、世界4位になるとも予測されているインド。

世界から注目される一方で、都市の中心部から郊外へと離れると、一気に様子が変わります。

特に農村部では厳格な身分制度“カースト制”が色濃く残っていて、新潟インド文化交流会の相馬会長はインドの格差社会は課題となっていると指摘します。

【新潟インド文化交流会 相馬七郎 会長】
「格差はある。すごい格差。インドのお金持ちは日本のお金持ちでも及ばないくらいのお金持ちがたくさんいる。都会と村では全然違う」

それでも深い歴史と豊かな文化から「非常に興味深い国」だと相馬さんは話します。

様々な面から今後も存在感が増していくと考えられるインド。

こうした中、現在ニューデリーでは世界遺産委員会が開かれ、佐渡島の金山の世界遺産登録の可否も審議されます。

相馬さんとタニカさんもインドでの審議の行方を注目しています。

【新潟インド文化交流会 相馬七郎 会長】
「インドと日本はアジアの中でもすごく友好国。インド人は日本人をすごく尊敬してくれている。文化遺産に対して、インドの人たちは後押してくれるのでは」

【インド出身 タニカさん】
「新潟にインドから来る友達はいっぱいいるが、新潟で見るところというと佐渡。(世界遺産に登録されれば)みんな喜んで来ると思う。決まってほしい。神様にお願いします」

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