印西・板倉市長が退任式 「宝を残せた」実績強調 3期12年振り返り

27日に任期満了を迎える印西市の板倉正直市長(77)の退任式が26日、市役所で行われ、集まった幹部らを前に3期12年を振り返り「しかるべき道筋と宝を残せた。これからまだまだ発展できる。英知を結集し頑張ってほしい」と実績を強調しつつ、職員へはさらなる発展にまい進するよう激励。得意の印西音頭を熱唱する「板倉節」であいさつを締めくくり、市役所を後にした。
2012年から市長を務めた板倉氏は4選を期したものの、21日の市長選で惜敗。事実上の公務最終日となった26日に、幹部らに「12年間にわたり職務を全うできたのは職員の支え、協力のおかげ」と謝辞を述べた。
現市政では、大型商業施設、データセンターの進出や子育て世帯の流入で市税・人口とも大きく伸長。12年市長選の争点だった市中心部「千葉ニュータウン」内でのごみ処理施設の移転計画について、自身が当選し「白紙撤回」を実現したことが現在の発展に結実したとも強調した。
あいさつ後には職員から花束を受け取り、庁舎を後にする場面でも再び花束を受け取ると、職員らの拍手で見送られた。
新たに市政を担う藤代健吾氏(39)の任期は28日からで、29日に初登庁し、就任式が行われる予定。

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