酷暑対策に冷却グッズの自販機 国内で初常設 年間57万人が訪れる「道の駅かでな」 ビオレのタオルなど冷蔵販売

沖縄県内で厳しい暑さが続く中、観光客が多く訪れる嘉手納町屋良の「道の駅かでな」に、暑さ対策用の冷却グッズを扱う自動販売機がお目見えした。花王が展開するビオレシリーズの「冷タオル」「冷シート」「冷ハンディミスト」など肌の表面温度を下げる効果がある商品が24時間手軽に購入できる。暑さ対策に特化した自販機を常設するのは国内で初めて。(中部報道部・砂川孫優)

自販機は、広告代理店のアズウィンドと花王が17日、道の駅入り口に1台設置した。
購入できる商品はビオレシリーズの冷却シートやウェットシート、足の疲れを癒やす「めぐりズム」など6種類。150円から千円の価格帯で販売している。
自販機の利点を生かして、冷タオルや冷シートは購入後、さらに冷たい状態で利用できるよう冷蔵販売している。一部商品は常温販売。
同道の駅には、修学旅行生ら年間約57万人もの人が訪れることに着目した両社が設置を提案。夏場の熱中症対策が課題となっていたことから、同駅を指定管理する嘉手納町観光協会が自販機の導入を決めた。
過去に東京で別会社が冷タオルを自販機で冷蔵販売したことがあったが期間限定だった。沖縄では暑い日が長く続くため常設となった。
販売実績などを踏まえ、県内で増設も検討するアズウィンドの三木彰代表は「自販機販売はいつでも誰でも手に入るメリットがある。訪れた人に快適に過ごしてほしい」と語った。 花王ビジネス開発部門の本庄俊一部長は「暑さが厳しい沖縄の暑熱対策に、多くの人に利用してもらいたい」と話した。

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