石丸伸二氏「4年後は大本命」と民放に強気の“出禁宣言”もテレビ局が焦っていないワケ

大躍進を遂げた都知事選後は精力的にテレビ出演している石丸伸二氏(41)。しかし、過激な物言いからテレビ局からは冷たい視線を送られているようだ。
YouTubeなどSNSを中心に若年層からの支持を集めた石丸氏だが、同時にメディアでの発言が物議を醸してきた。
7月7日の投開票後に出演した日本テレビ系のYouTube番組では、出演者の古市憲寿氏の質問に真正面から答えず噛み合わないやり取りが続き、フジテレビ系の選挙特番では、元乃木坂46・山崎怜奈の質問に対して、「大変申し訳ないですが、前提のくだりがまったく正しくないなというふうに感じましたよ」と半笑いしながら一刀両断。
7月14日に出演した『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)でも、石丸氏は、日本の少子化対策について聞かれると、その対策に極端な一例とながらも次のように持論を語ったのだ。
「例えば、一夫多妻制を導入するか、遺伝子的に子どもを生み出すとか。例えばですよ。SFのお話に聞こえるかもしれませんが、そこまでやらないと人口減少は止まらないんです」
全国紙記者は言う。
「石丸氏は『今どう考えても無理です。それをやろうとは思ってないんですよ』とあくまで極端な例であるとはしたものの、共演した元明石市長・泉房穂氏(60)は放送後Xに《ある意味、“理解を超えた方”であることは間違いない・・・》と投稿するなど、大きく波紋を広げました」
選挙特番での波紋を呼んだ言動について、その後「内心おちょくっていました」と語るなど、メディアへの不信感をかねて表明している石丸氏。最近ではこんな宣言も。
「16日にYouTubeでライブ配信を行なった際、メディアへの苦言を呈す流れで日本テレビやTBSラジオを名指しし、『4年後に僕が都知事選に出るってなったら、大本命じゃないですか。どのメディアも取材したいじゃないですか。でも、日テレはそういう態度とってたんで、絶対に取材受けません』と宣言。さらに『ほら、困るでしょ。もう一個あげましょう。TBSの取材、一切受けません』と発言したのです」(前出・全国紙記者)
テレビ局に対して強気な態度で“出禁宣言”を下した石丸氏。確かに注目度は高まっている石丸氏だが、テレビ局にとってもそれは都合のいいことのようで……。
「知事選後のテレビ出演で、“一夫多妻制”発言など物議を醸す発言が続いており、テレビ局としては石丸さんの起用にすでに後ろ向きになっています。周囲をピリつかせる発言は、知事選直後の今なら話題性や視聴率も取れますが、結局は尖ったキャラクターばかりが先行して“どういう人なのかよくわからない”という視聴者の声も多いのです。
そもそも、東京以外の人からは認知度も低いですし……。そのうち、テレビ出演もぱったりなくなるのではないでしょうか」(テレビ局関係者)
“時代の寵児”として賑わせている石丸氏だが、果たして“一発屋”で終わるのか、それとも――。

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