ロシア軍「巨大な羽根つき爆弾」を投下する映像を公開 前例ない大きさ

本来は戦略爆撃機用の爆弾。
ロシア国防省は2024年7月14日、重量3tの爆弾「FAB-3000」を滑空爆弾化したものを初投下したと発表しました。
滑空爆弾に関しては2022年2月から始まったロシアによるウクライナ侵攻で何度も使われていますが、その重さは250kg~500kgのものが殆どで、重さ3tの爆弾が滑空爆弾として使われたのは前例がありません。
ロシア軍「巨大な羽根つき爆弾」を投下する映像を公開 前例ない…の画像はこちら >>高高度を飛ぶSu-34(画像:ロシア国防省)。
FAB-3000の滑空爆弾はハルキウの地上目標に対し使われたようで、Su-34と思われる機体に爆弾を搭載し、上空で投下される動画が公開されています。
ロシア空軍は、2024年3月にも「FAB-1500」という1.5tの大型爆弾を投下しており、拠点攻撃以上に、その爆撃で出来たクレーターなどを見せることで、心理的な影響を狙った可能性も高いとみられています。
滑空距離などは不明ですが、以前に使用されたFAB-1500に関しては、目標の約70km先から投下されたものとみられています。また、FAB-3000は元々大型爆撃機であるTu-22Mが使用する爆弾でしたが、今回の投下機は戦闘爆撃機Su-34ということで、特殊な改造がされている可能性もあります。

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