東海大市原望洋Aシード撃破 長沢、千葉英和の主砲に雪辱 第106回全国高校野球 千葉大会 第10日

▽4回戦(柏の葉)
東海大市原望洋
021002002―7
000000001―1
千葉英和
マウンドでは常に冷静沈着。心の内は「絶対にリベンジする」と闘志がみなぎっていた。東海大市原望洋の長沢海季が6奪三振で1失点完投。今春敗れたAシード千葉英和に雪辱した。
春も先発したのは長沢だった。最後まで投げたが5失点でチームは県大会2回戦敗退。七回に内角を狙った直球が甘く入り、得点源の主砲ルーレン・マックスに決勝の二塁打を浴びた。その宿敵には「全球種を使って抑えたかった」
最初の対戦は右打者から外に逃げるスライダーを引っかけさせ遊ゴロ。2死一、三塁の六回は高めの直球で押し込み再び遊ゴロに封じた。4打数無安打と全く仕事をさせず、浜崎雄作監督は「丁寧によく投げてくれた」。終盤にピンチを迎えても交代の選択肢はなく、熱投を続けるエースに全てを託した。
長沢はこの日が18歳の誕生日。打席に立つとスタンドの仲間から「ハッピーバースデー」の歌で祝福された。六回に2点打を放ちバットでも貢献し「最高の一日になった」。格別の勝利をかみしめた。

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