やかんや水筒で食中毒? 自治体の注意喚起に「盲点だった」「気を付ける」

蒸し暑い日が続く、2024年7月現在。
気温が高く汗をかきやすい季節には、水分補給が欠かせません。冷たい飲み物やスポーツ飲料を作り置きしている人も多いでしょう。
しかし、飲み物を入れる容器に注意しないと、食中毒を引き起こす危険があると、東京都墨田区(以下、墨田区)のウェブサイトが説明しています。
墨田区のウェブサイトは、やかんや水筒など、古くなった金属製の容器を使用し、食中毒が発生したことを報告しています。
炭酸飲料、乳酸菌飲料、果汁飲料、スポーツ飲料などの『酸性飲料』を古くなった金属製の容器に長時間保管していると、酸性の飲み物と反応し、金属が溶けだすことがあるのだとか。
金属が溶け出した飲み物を飲むと、頭痛やめまい、吐き気などの症状が現れることがあるそうです。
金属の溶け出しによる食中毒を防ぐための注意点は、次のように記載されています。
・食品が接触する容器の内部にサビやキズがないか確認すること
・酸性の飲み物(炭酸飲料、乳酸菌飲料、果汁飲料、スポーツ飲料など)を長時間、金属製の容器に保管しないこと
・古くなった容器は、定期的に新しいものに交換すること
・取り扱う食品の表示及び注意喚起を確認し、使用すること
墨田区 ーより引用
やかんや水筒などの金属製の容器を使用する際には、内部にサビや傷がないか確認し、『酸性飲料』を長時間入れたままにしないようにしてください。
また、事故を防ぐためにも、やかんや水筒は、定期的に買い替えましょう。ただし、スポーツ飲料などに対応している商品もあるので、分からない場合はメーカーに問い合わせてみてください。
毎日使う人も多い、やかんや水筒に思わぬ危険が潜んでいると思うとゾッとしますよね。せっかくの水分補給で事故を起こしてしまわぬよう、正しく安全に使いましょう。
[文・構成/grape編集部]

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