「子供の命より承認欲求」“炎天下の車内に2歳児閉じ込め動画”のYouTuber夫婦 1ヵ月での動画再開に非難轟々

動画が大炎上し、活動を一時停止していたYouTuber「ラウなのファミリー」。7月5日に復帰宣言したものの、物議を醸している。
三人の子供と夫婦の日常を動画で伝える、チャンネル登録者数約5.8万人のYouTuber・ラウなのファミリー。炎上の発端は5月24日にアップした動画だった。2歳の長女が炎天下の車内に閉じ込められてしまい、動画の中で長女は汗びっしょりになって号泣。さらにこの号泣シーンは、父親が動画を回し始めて30分が経過した頃に撮影されたもので、ネットでは「残酷すぎる」など怒りの声が多数上がった。
すると5月31日、「前回の動画についてママがブチギレています…」と題する動画をアップ。父親は「皆さんを不快にさせてしまう映像を流してしまって本当に申し訳ございません」と謝罪したが、母親は「JAFをなぜ呼ばなかったのか」という批判の声に反論。その姿がネットで「逆ギレ」と波紋を呼ぶこととなり、6月3日までに上記2件の動画は削除された。
そして6月3日、謝罪動画をアップし、父親は「自分の立場や子供に対してどうあるべきかっていうところに関して改めて考え直したいので、申し訳ございませんが、少しお時間をいただきたいです」とコメント。以降、YouTubeの更新はストップしていた。
そんななか活動休止から1ヵ月後となる7月5日、ラウなのファミリーは“復帰”を宣言した。YouTubeにアップされた動画で父親は「まずはじめに、なのは(長女)に怖い思いをさせてしまったこと。なのはの気持ちと未来を考えたら、謝っても謝りきれないことをしてしまったと深く反省しております」と長女に謝罪。
また、「今回の件で自分が行った行動は親として以前に、人として異常な行動ばかりでした。どう考えても、今思えば撮影したこと、それを編集したこと、投稿したこと、サムネイル、タイトル、全て振り返るとなぜそんなことをしたのかすら、今となっては考えられないほど、おかしな行動でした」と言い、「どこか焦りからなのか再生回数を稼いでいると言われてもしょうがないような内容でした。その後の対処も、熱中症に関しての自覚の甘さや配信者に必要な意識の低さ、全て反省しないといけないことだと思います」と語った。
■「体が勝手に『この笑顔を動画に撮りたいな』って思ったんですよ」
母親も「私は視聴者のみなさんが本当に子供たちのことを思って対処法などのアドバイスをくれたコメントに対して、学び、感謝をしなければいけなかったのに、その言葉を伝える前に自分の家族が誤解されている部分だけのコメントだけ注目して、その感情を露わにしてしまい、その結果、視聴者のみなさんに不快な思いをさせてしまいましたこと、大変申し訳ございませんでした」と視聴者に謝罪。
父親は、動画配信をやめていた期間の心境について告白し、「どこか子供達にカメラを向けて写真を撮ったりとか、動画を撮ったりするのがもうダメなことなんじゃないかっていう気持ちになってしまって。いまだに全然撮れてない現状です」と話した。しかし、「それでもいつも通りの日々を過ごそうと、向き合って毎日を送っていたら、体が勝手に……。『この笑顔を動画に撮りたいな』って思ったんですよ」と発言。そして、こう続けた。
「僕は思いました。今後も、この子供達の笑顔やかけがえのないこの瞬間や、今しかないタイミングを撮影し、動画投稿を続けたいと本当に心の底から思いました。これからは視聴者のかたの笑顔はもちろんですが、一番にらうと(5歳の長男)となのはと、ふわり(0歳の次女)が大人になっても恥ずかしくない、『この家族に生まれて良かったな』って心の底から思える動画を作っていきたいと思っています」
そして「今後ともラウなのファミリーをよろしくお願いします。今回は本当に申し訳ございませんでした」と頭を下げて、動画を結んだ。しかし、この復帰宣言がSNSで非難轟々となることに――。「炎天下の車内に2歳児を閉じ込めた」というインパクトが強いようで、わずか1ヵ月での復活にXでは厳しい声があがっている。
《こいつらは 子供の事を何だと思っているんだ?》《は?何考えてんの?》《子供の命より承認欲求》《自分達がやった事の重大さもわかっていない》

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